リーアム・ニーソンの長男、父が演じたマイケル・コリンズ役に挑戦
2015年7月13日 11:00
[映画.com ニュース] 英・北アイルランド出身の俳優リーアム・ニーソンの長男マイケル・ニーソンが、1996年の「マイケル・コリンズ」で父が演じたアイルランド独立運動の英雄マイケル・コリンズ役に挑戦すると、米Deadlineが報じた。
マイケルは、95年6月生まれの20歳。母親は09年に不慮の事故死去した英女優のナターシャ・リチャードソンで、1歳年下の弟ダニエルがいる。オスカー俳優で近年はアクションスタートして大活躍のリーアムは、息子には役者以外の道を歩んでほしいと願っていたようだが、芸能一家に生まれた母親はマイケルの気持ちを全面的に尊重していたという。長らく演技に対する興味を抱いていたマイケルは、13年の「俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク」にレポーター役で出演しており、今回初めて大きな役にキャスティングされた。
マイケルが出演する「The Rising: 1916(原題)」は、英国の支配下にあったアイルランドで1916年に起きた「イースター蜂起」にいたるまでの出来事を中心に描く。メガホンをとるケビン・マッキャン監督が、コリン・ブロデリックとともに脚本を執筆。「魔術師マーリン」でタイトルロールを演じたコリン・モーガンが、主人公となる独立運動の闘士ショーン・マクディアマダを、デビッド・オハラ(「ブレイブハート」)がアイルランド市民軍の指導者としてイースター蜂起の指揮を執ったジェームズ・コノリーを演じる。
ちなみに、「お母さんっ子だった」というマイケルは母の死後、飲酒や薬物に走ったそうだが、昨年リハビリ施設に入所し更正。今年6月上旬、英ロンドンのソーホー地区にファッション・ギャラリー「Maison Mais Non」をオープンさせ、ローンチパーティには父リーアムや俳優のレイフ・ファインズらが祝福に訪れていた。