安田顕「俳優 亀岡拓次」で待望の映画主演!でも役どころは脇役俳優
2015年7月10日 06:00

[映画.com ニュース] 人気演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーとして知られる俳優の安田顕が、横浜聡子監督の最新作「俳優 亀岡拓次」で主演を飾ることが明らかになった。
5度の芥川賞候補になった作家・戌井昭人氏の著書「俳優・亀岡拓次」の映画化で、横浜監督にとっては松山ケンイチ主演「ウルトラミラクルラブストーリー」以来、6年ぶりの長編作となる。安田が演じる主人公の亀岡拓次は、大作(の脇役)から自主映画(の脇役)まで、声がかかる限りどこにでも、どんな役でも駆けつける、監督から重宝される俳優という役どころだ。
撮影を終えた安田は、「職業が俳優の主人公を演じるというのは、とても得難い経験だったのと同時に難しかったです。現場では横浜監督をはじめ、素晴らしい共演者、スタッフの皆さんに囲まれ無事に撮影を終えることができました」と述懐する。初タッグとなった横浜監督との仕事についても、「横浜監督の世界観に、溺れんばかりにどっぷり浸かり、ときに翻弄(ほんろう)されつつも、一喜一憂の日々でした」と話している。
映画は、“最強の脇役”ぶりで仕事が途切れることのない亀岡が、ロケ先で出会った飲み屋の女将・安曇に恋をしたことで、世界的な巨匠からオーディションの声がかかるなど、大きな転機を迎える姿を描く。劇団を主宰し、俳優としても活躍する戌井氏の著書が原作であるだけに、映画や舞台の現場で巻き起こる“業界あるある”がちりばめられている。
横浜監督は、現場での安田の様子を「亀岡が出演する映画は青春もの、コメディ、時代もの……と多岐にわたります。毎日違う映画をつくっているかのような慌ただしい撮影の日々でしたが、振り返ると安田さんはいつも、現場の輪の中にごく自然に立っていて、何かを言うわけでもなく、すうっとその世界へ入っていかれました。それはまさに俳優・亀岡拓次そのものでした」と明かす。さらに、「安田さんの呑む酒は、とても美味そうに見えます。人生色々あるんだろうけど、いつも幸福そうに酒を呑んでいる亀岡拓次が、私は大好きです」とコメントを寄せている。
なお、音楽は「あまちゃん」で注目を集めた大友良英が手がけている。
「俳優 亀岡拓次」は、2016年1月に全国で公開。
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