山一證券の自主廃業をドラマ化 若松節朗監督メガホンで「しんがり」放送決定!
2015年7月2日 06:00

[映画.com ニュース]山一證券の自主廃業を描き、2014年度講談社ノンフィクション賞を受賞した「しんがり 山一證券 最後の12人」が、「しんがり 山一證券 最後の聖戦」としてドラマ化されることが決定した。映画「柘榴坂の仇討」の若松節朗監督がメガホンをとり、「相棒」シリーズなどを手掛ける戸田山雅司が脚本を務める。
四大証券の一角を占める巨大金融企業・山一證券の自主廃業が発表された1997年当時、この事件は日本経済にとって大きな打撃となっただけでなく、日本の終身雇用の終わりを告げる出来事として、世間に衝撃を与えた。ドラマは、突然発表された自主廃業で役員までもが逃げ出すなか、軍列の最後尾で戦う“後軍(しんがり)”のように最後まで会社にとどまり、真相究明と顧客への清算業務を続けた社員たちの姿を描く。
原作者の清武英利氏は、今回のドラマ化決定に「しんがりたちはドラマに向いていないと思っていた。彼らは半沢直樹のようなスーパーマンではなく、何事もなければ他人に知られることもなかった普通のサラリーマンでありOLだから」と語る。そして、「企業敗戦はどこにでもあり得ることで、私たちの隣にある現実だ。もしもこのドラマに心を動かされる人がいたとしたら、その人のなかにも『しんがり人』と同じような抵抗と希望のちからが潜んでいるからだと思う」とコメントを寄せている。
日曜オリジナルドラマ・連続ドラマW「しんがり 山一證券 最後の聖戦」は、9月から放送予定。
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