麻見和史の人気警察小説「石の繭」初の映像化決定!
2015年5月25日 05:00
[映画.com ニュース] 作家・麻見和史氏の本格警察小説「警視庁殺人分析班 石の繭」が連続ドラマとして初めて映像化される。
ドラマ「石の繭」は、「ヴェサリウスの柩」で第16回鮎川哲也賞を受賞している麻見氏の「警視庁殺人分析班」シリーズ第1弾。各所にちりばめられたミステリー要素、張りめぐらされた伏線により、最後まで展開が読めないクライムサスペンスだ。
警視庁捜査一課十一係の女刑事・如月塔子は、トレミーと名乗る連続殺人犯の交渉相手となる。最初は翻弄(ほんろう)される如月だが、捜査するうちにトレミーの本当の狙いが浮かび上がる。
麻見氏は、「執筆時はサスペンスと謎解きを大事にしながら、映像的にも面白くなるよう工夫しました」と、映像化を見据えて執筆していたことを明かす。そして「今回ドラマ化していただくことで、この物語の『完成形』が見られるのではないかという期待があります。小説では顔が見えなかった刑事たちも、俳優の方々の演技で命が吹き込まれることと思います」と仕上がりに期待を寄せている。
キャストやスタッフは発表されていないが、続編として「蟻の階段」「水晶の鼓動」「虚空の糸」「聖者の凶数」「女神の骨格」の5作品が出版されている人気シリーズだけに、主人公の如月をはじめとする捜査一課のメンバーの配役に期待が高まる。
日曜オリジナルドラマ・連続ドラマW「石の繭」は、8月から毎週日曜午後10時放送予定。