「沖縄 うりずんの雨」公開 米国人監督「『平和の礎』撮影し、思わず涙が出た」
2015年6月20日 16:10

[映画.com ニュース]沖縄の近現代の歴史をアメリカ人監督が追ったドキュメンタリー「沖縄 うりずんの雨」が6月20日、東京・岩波ホール、沖縄桜坂劇場で公開初日を迎え、ジャン・ユンカーマン監督が岩波ホールで舞台挨拶を行った。
ユンカーマン監督は、2年前の6月23日に、国籍や軍人・民間人の区別なく、沖縄戦などで命を落とした全ての人々の氏名を刻んだ祈念碑『平和の礎(いしじ)』での慰霊祭に参加した際の事を、神妙な面持ちで振り返り、「あちこちの小さい集落で慰霊祭が行われていた。各集落に沖縄戦が及んで、犠牲が出たということを実感しました」。さらに、「最後に米軍の基地と戦地を空撮した日、また『平和の礎』を撮影し、思わず涙が出てきました。少しでも礎の魂を呼び起こす映画になっていればいいと思います。その魂が今でも沖縄には生きている。その魂が沖縄の力になっていると思います」と沖縄の現状に思いを馳せていた。
タイトル内の「うりずん」は、沖縄の方言で沖縄戦と同時期の3月~5月頃を指す言葉で、今でも沖縄には、この時期に戦争の体験から体調を崩す人々がいるという。映画では、元米兵と元日本兵、沖縄住民への取材、米公文書館所蔵の米軍による記録映像を交えて、4人に1人の住民が命を落とした1945年の沖縄戦の実情を映し出し、沖縄が現在にいたるまで日米両国から強いられ続けてきた差別と抑圧の歴史と、住民たちが抱える怒りと失望の根源に迫る。
(C)2015 SIGLO
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