「鬼の詩」「卑弥呼」などATG幻の10作品が初DVD化 9月にボックス発売
2015年6月19日 22:30

日本アート・シアター・ギルド(ATG)の10作品が、HDリマスターで初DVD化され、「ATG初DVD化BOX(仮)」として9月16日にキングレコードから発売される。「鬼の詩」(1975/村野鐵太郎監督)、「卑弥呼」(74/篠田正浩監督)など、前衛的な作品を送り出してきた同社ならではの見ごたえある作品がラインナップされた。
「鬼の詩」「卑弥呼」をはじめ、「鴎よ、きらめく海を見たか めぐり逢い」(75/吉田憲二監督)、「黒木太郎の愛と冒険」(77/森崎東監督)、「西陣心中」(77/高林陽一監督)、「北村透谷 わが冬の歌」(77/山口清一郎監督)「正午なり」(78/後藤幸一監督)、「青春PARTII」(79/小原宏裕監督)、「蜜月」(84/橋浦方人監督)、「君は裸足の神を見たか」(86/金秀吉監督)の10作品のDVD化が実現した。70~80年代に製作され、20年以上パッケージ化されることのなかった青春・悲恋物語などがよみがえる。
「鬼の詩」は、芸への執念から天然痘でできた顔のあばたにキセルをぶら下げた、明治末期の芸人・桂馬喬の壮絶な生涯を描く。「卑弥呼」は、岩下志麻が白塗り眉なしで邪馬台国の卑弥呼を演じ、第27回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネートされたアバンギャルドな1作だ。
「ATG初DVD化BOX(仮)」は、9月16日に3万円(税別)で発売。特典としてATG解説が封入される。
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