子どもたちの「キネコ国際映画祭」でバリアフリー上映の実現目指す
2015年6月13日 06:00

[映画.com ニュース] 日本最大の子どもたちの世界映画祭「キンダー・フィルム・フェスティバル」は今年で23回目を迎え、名称が「キネコ国際映画祭2015」と変わり、8月11日から15日まで東京の渋谷区文化総合センター大和田さくらホールほかで開催されることとなった。
キネコ国際映画祭は、世界中から集まったたくさんの映画を鑑賞したり、ワークショップに参加して映画づくりを体験することができる。映画から夢や希望、思いやりを学び、親子で楽しめて、映画を心から好きになってほしいという思いの詰まった映画祭。
アジアを中心に、国内外より映画文化に携わる多くのクリエイターを招聘し、世界に羽ばたく未来の映像クリエイターを育成、創造の場をつくり、映画を通じた国際交流を図る。また、東京から世界に日本のコンテンツを発信し、世界から良質な映画が渋谷に集結するネットワークを創り、日本で唯一の子ども映画の文化拠点として開催する。
そして今年は、これまでの様々なプログラムに加え、目や耳の不自由な子どもたちにも楽しんでもらえるように、手話や字幕、音声ガイドを取り入れた「バリアフリー上映」を企画。あらゆる人にやさしい上映環境を整え、バリアフリーな国際映画祭を目指している。
そこで今回は、国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォーム「MotionGallery(モーションギャラリー)」で、バリアフリー上映を実現するための支援金を募り、支援者には各種特典も用意されている。目標金額は500万円で、主に対応機材費や運営費として使用される予定。
女優で声優、ナレーターとしても活躍する戸田恵子が映画祭のディレクター・ジェネラルを務め、「今年の上映作品は、私自身もオランダの子ども映画祭に行って選んできました。どれも本当に素敵なハートウォーミングな作品ばかりなので、上映作品には『絶対にいい!』って、自信を持っています。だからこそ、ハンディのある子どもたちも、大人たちも、誰もが心から映画を楽しんでくれることを願っています!」としている。
渋谷での開催が成功すれば、今秋からは全国の街での開催を目指している。リニューアルした最初の映画祭を成功に導き、子どもたちとともに夢を育む映画祭が全国に広がれば、日本の映画ファンの裾野を広げることに大きく貢献することになりそうだ。
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