実写「ど根性ガエル」ピョン吉の声は満島ひかり!30歳になったひろしの姿も公開
2015年6月9日 07:00
[映画.com ニュース] 往年の人気漫画を松山ケンイチ主演で初めて実写化する日本テレビ系の連続ドラマ「ど根性ガエル」で、主人公ひろしのシャツに貼りついってしまったカエルのピョン吉の声を、女優の満島ひかりが担当することが決まった。また、30歳になった主人公ひろしの姿も初公開された。
1970年から「週刊少年ジャンプ」で連載された吉沢やすみ氏の原作漫画は、おっちょこちょいな中学生ひろしと、シャツに張り付いた平面ガエルのピョン吉が、憧れの京子ちゃんや後輩の五郎、番町のゴリライモらと繰り広げるドタバタを描いたコメディ。今回のドラマは原作で描かれた世界から16年後が舞台となり、30歳になったひろしや29歳の京子ちゃんが登場する。
ひろしの相棒・ピョン吉の声を担当することになった満島は、オファーを受けた際の心境を「なかなか巡り合うことの出来ない冒険のように感じたので、嬉しかったです」と告白。「イキイキと、愛らしく演じたい」と語り、声のみの出演だが撮影現場も訪れ、カメラに映らない場所で松山らと一緒に芝居をしている。リハーサルでの松山との掛け合いでは「心躍りました。あー、お芝居って楽しいなあって」と感じたといい、「その感じで、粋なピョン吉を目指します」と意気込んでいる。
おなじみの大きなサングラスに青いパンツ、そしてピョン吉のシャツという、ひろしになりきった姿を初披露した松山は、満島を「見ている人の心、感情をズドンと動かすすごい力をもった女優さん」と絶賛。そんな彼女がピョン吉を担当することについて、「一緒にいるだけで強くなったり、安心したり、そういうところがピョン吉にはあるので、きっと、そういう関係性になっていくと思います。でも、きっと、一緒にやっていく中で、思っているのと違うピョン吉もでてくるんでしょうね。楽しみです」と話している。
そして、プロデューサーの河野英裕氏は、満島の声を「優しくて、かつ叫びは切なく、そして勇気をもらえる声」と評しており、「ピョン吉は『人間』ではありません。でも人間以上に人間らしい存在です。喜怒哀楽の表現が素直。そんな『人間でないもの』に命を吹き込んでくれるためには、満島さんの『声』と『力』が必要でした」と起用理由を明かしている。
放送は7月11日午後9時スタート。