「約束の地」ビゴ・モーテンセンのピアノが鳴り響くミステリアスな本編映像公開
2015年6月9日 17:05

[映画.com ニュース]ビゴ・モーテンセンが製作・主演・音楽を務め、第67回カンヌ映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した「約束の地」から、モーテンセンによるピアノ演奏が流れる、本編映像の一部を映画.com が入手した。楽曲「Moonset」をバックに、モーテンセン扮するディネセン大尉が岩に横たわり、星空を見上げるミステリアスな映像だ。
アルゼンチンの鬼才リアンドロ・アロンソ監督の長編5作目。四隅が丸い変形スタンダード・サイズのスクリーンで、誰もたどり着いたことのない“地上の楽園”を目指す男の孤高の旅を追う独創的な映像世界が繰り広げられる。アロンソ監督は本作で初めて、劇中に音楽を使用した。
1882年のパタゴニアが舞台。アルゼンチン政府軍による先住民の掃討作戦に参加しているデンマーク人エンジニア、ディネセン大尉は、美しきひとり娘インゲボルグが、野営地から失踪し、娘の行方を追う。広大な荒野で孤立したディネセンは、一匹の犬に導かれるようにして摩訶不思議な世界にさまよい込んでいく。
「約束の地」は、6月13日から東京・渋谷のユーロスペースほか全国順次公開。
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