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SABU監督、松山ケンイチの演技を大絶賛

2015年6月5日 19:00

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「2015年 神戸三宮映画祭」に参加したSABU監督
「2015年 神戸三宮映画祭」に参加したSABU監督

[映画.com ニュース]松山ケンイチの主演最新作「天の茶助」が6月5日、兵庫・OSシネマズ ミント神戸で開催中の「2015年 神戸三宮映画祭」で上映された。この日はSABU監督が舞台挨拶に立ち、松山の演技を絶賛。「うさぎドロップ」でも仕事をしているが、「狂気をはらんだ演技ができますし、かわいらしいところもいっぱい持っています」とアピールした。

SABU監督が自らの書き下ろし小説を映画化した今作は、天界に人間の人生や運命のシナリオを書く脚本家たちが存在したという設定。脚本家のお茶くみ係である茶助(松山)は、自らの不用意な発言のせいで、沖縄に住む少女ユリ(大野いと)のシナリオが交通事故死する運命に書き換えられてしまったことを知り、ユリを救うために沖縄へと降り立つ。

今作には8度目のタッグとなる大杉漣も出演するが、「普段から連絡をくれたりするんですよ。大事な時にかかってくるので、脚本につけ加えています」と関係性を明かし、客席の笑いを誘っていた。ロケ地・沖縄には4年前から住んでいるそうで、「脚本化していくなかで、沖縄は面白いなと思うようになった。面白い祭がいっぱいあるんです」と魅力を説明した。

第65回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に選出された今作には、松山、大野、大杉のほか寺島進田口浩正伊勢谷友介玉城ティナらが出演している。雨模様のため空席を見つけたSABU監督は、「ベルリンでは30分で2000人の客席が売り切れたのに。もっと剃ってくれば良かったかな」と頭部をさすり、場内を盛り上げた。映画は、6月27日から全国で公開。「2015年 神戸三宮映画祭」は、6日まで開催。
*checkit http://eiga.com/news/20150531/10/ 大友克洋天の茶助」小説の表紙イラスト担当!SABU監督も感激しきり

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