白石隼也、共演女優陣の「シャイ」評価に恐縮しきり「自分を出せていない」
2015年5月30日 15:00
[映画.com ニュース] 俳優の白石隼也が主演の映画「鏡の中の笑顔たち」が5月30日、東京・角川シネマ新宿などで初日を迎えた。白石は共演の夏菜、松下由樹、松原智恵子、喜多一郎監督とともに同館で舞台挨拶。「この作品を通じて、周りにいる人とコミュニケーションをとり仲を深めていくことで、仕事や生活が良い方向に向かっていくことを感じた。皆さんもこの映画を見て笑顔になることができたらいいなと思う」とアピールした。
孤独なカリスマ美容師という役どころで、「ハサミの持ち方からカット、ブローなど基本的なことを教わったが、短時間で習得できるものではないので難しくて苦労した」と述懐。その上で、「特に松原さんの髪に会話しながらテンポテンポ良くカーラーを巻いていくシーンは大変だった。何とかできて良かった」と安どの笑みを浮かべた。
だが松原は、「私は物怖じしないのに白石くんは役柄同様シャイなので、現場でもあまり話しかけてくれなかった」とちょっぴり寂しげ。夏菜も、「シャイだよねえ」と追い打ち。この日も登壇者全員が同じ控室で談笑していた際、5分ほどして母親役の松下が「あっ、白石くん、いたんだ」と影の薄さを暴露された。
これには白石も閉口して、「芝居でいっぱいいっぱいだったから。役と正反対でいてもと思って、おとなしめでいました。現場でも夏菜ちゃんと松原さんに引っ張ってもらった」と苦笑い。そして、「普段はけっこうしゃべるタイプなんだけれど、今日も自分を出せていない」と女優陣に押されっ放しだった。
「鏡の中の笑顔たち」は、東京で挫折したカリスマ美容師が故郷の北海道で訪問美容を通して人の温かみを知り、成長していく物語。