長瀬智也、クドカン新作で7年ぶり映画主演&特殊メイクで赤鬼に!共演は神木隆之介
2015年5月28日 06:00
[映画.com ニュース] 宮藤官九郎の監督第4作「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」が製作されることになり、人気アイドルグループ「TOKIO」の長瀬智也が、マイケル・アリアス監督作「ヘブンズ・ドア」以来、約7年ぶりに映画主演を務めることがわかった。特殊メイクでロックな赤鬼に変身し、若手実力派俳優・神木隆之介と共演する。
長瀬は、テレビドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「タイガー&ドラゴン」「うぬぼれ刑事」などで宮藤とタッグを組んできたが、映画作品に出演するのは「真夜中の弥次さん喜多さん」に続き2度目。「宮藤(官九郎)監督とは以前、音楽を題材にした作品をやりたいという話をしたことがあったので、今回の企画は待っていました! という感じでした」と喜びをにじませる。
宮藤が脚本も兼ねた本作は、地獄を舞台に修学旅行で命を落とした少年が、片思い相手の同級生に告白したい一心で地獄からの生還を目指し奮闘する青春物語。長瀬は、神木扮する高校生・大助を特訓する地獄農業高校の軽音楽部顧問で、地獄専属のロックバンド「地獄図(ヘルズ)」のキラーKを演じ、映画オリジナル曲も披露する。「“ロック”には怖いイメージがあるけれど、本当は笑えるところもある。地獄や鬼という設定はトリッキーでも、実はそこに深いメッセージが隠されている」と持論を展開し、「ロックの素晴らしいところが凝縮された作品にしたいと思いますし、このような作品に出会わせてくださった宮藤監督とスタッフの皆さんに本当に感謝しています!」。さらに「後にも先にもない作品だと思うので、自分も勿論ですが全ての出演者と関係者にとって代表作となるよう思い切ってやらせて頂きます」と意気込んでいる。
テレビドラマ「11人もいる!」以来の宮藤作品参加となる神木は、「大助を演じるにあたっては、一生懸命まじめに、ダサくなりたいと思います」と地獄で四苦八苦する高校生役に挑戦。歌唱とギター演奏でロックする場面もあり、「ギターは中学・高校の時、時々弾いていたのですが、今回本格的に練習しました。プレッシャーを感じますが、頑張ります」と意欲十分だ。そして「笑いが絶えない現場にして、見てくださる方にその楽しさが伝わればと思います。くだらないことに一生懸命でそれが笑えるけれど、最後には笑顔のまま涙が出てくるような温かい映画にしたいと思います」とアピールしている。
また、テレビドラマ「ムコ殿」から約15年を経て、長瀬と神木の共演が実現した。ふたりは「(神木)隆之介くんは、素晴らしい役者になったと再会して思いました。自分にない彼のさわやかで真っ直ぐなところと、交わり合って化学反応がおきれば良いなと思っています。」(長瀬)、「長瀬(智也)さんとの共演は小学校3年生の時以来です。当時の優しいお兄ちゃんという印象から変わらないですが、自分も大人になりどんな風に関係性を作っていけるのかとても楽しみです」(神木)と期待に胸を躍らせている。
5月中旬に都内でクランクインし、今夏のクランクアップを目指す。宮藤は「高齢化社会だし、自分もいつか死ぬし『死ぬのが怖くなくなる映画』を作りたいと思ったのが発端です」と話し、「意気込みは特にございません。四作目ですからはしゃがず、気取らず、意気込まず、長瀬くん、神木くん、みなさんの魅力を撮りこぼさないよう細心の注意をはらうのみです。すいません。忙しいのでこのへんで」とユーモラスなコメントを寄せている。
「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」は、2016年2月に全国で公開予定。
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