“巨大綾野剛”新宿に立つ、「新宿見下ろすことない」対面した本人も大満足
2015年5月21日 15:10
[映画.com ニュース] “ビッグ綾野剛”が白昼の東京・新宿駅前に出現した。綾野が主演映画「新宿スワン」で演じた主人公・白鳥龍彦の巨大像で高さは実に8メートル。対面した綾野本人も「すごいっすねえ。なかなか新宿の街を見下ろすことはないので、素直にうれしい」と満足げな笑みを浮かべた。
今年1月に映画が完成した際、関係者の間で「新宿にシンボルを残そう」という機運が高まり、「BIG龍彦Project IN 新宿」と題したクラウドファウンディングを実施。217人から計約811万円の資金が集まり5月21日、綾野と共演の沢尻エリカ、脚本の鈴木おさむ氏立ち合いの下でお披露目された。
今月24日まで同所にきつ立。発砲スチロール製だが、「丈夫でビックリした。ちゃんと建て付けてくれたから、観光を含め新宿が豊かになったら素敵ですね」と“分身”をいとおしそうになでた。
沢尻も「すごい迫力。龍彦が新宿を見下している感じで格好いい」と笑顔。これには綾野が「見下しているじゃなくて、見下ろしている、ね」と照れながら訂正したが、2人で靖国通りを走った振り返り、「ほぼ下着同然で裸足なのに、えっ、これで走るんですかってならない。役者魂がハンパない。エリカは男前なんです」と絶賛。沢尻は「まさかとは思ったけれど、来るものは拒まずですから」と切り返した。
さらに、ものまねメイクのタレント・ざわちんがサプライズで登場し、共演の山田孝之になりきったメイクを初披露。プライベートでも親交の深い綾野は、「めっちゃ似ている。眉間のシワの寄り方が孝之。すげえ」と大はしゃぎだった。
「新宿スワン」は、和久井健氏の同名コミックを園子温監督が映画化。新宿・歌舞伎町を舞台に、スカウトとして生きることになった白鳥龍彦がライバル社の妨害や理不尽なしきたりに戸惑いながらも成長し、女性を幸せにしたい一心で奔走する姿を描く。綾野は「僕たちの熱量だけではなく、1人1人の胸に届くように作った。公開が間近になって、僕もあらためてエンジンがかかってきた」とアピールした。5月30日から全国で公開される。