大泉洋のプロモーション力に監督も感心「続編作れる」
2015年5月16日 17:01

[映画.com ニュース]大泉洋主演で江戸時代の離婚事情を描く映画「駆込み女と駆出し男」が5月16日、全国311スクリーンで公開初日を迎え、大泉をはじめ、共演の戸田恵梨香、満島ひかり、キムラ緑子、内山理名、武田真治、原田眞人監督が東京・丸の内ピカデリーでの舞台挨拶に立った。
満員となった客席を見渡した原田監督は、「大泉さんが異常なくらい怒涛(どとう)のプロモーションに出てくれていて、感動している」と大泉のプロモーション力に感心しきり。早くも続編への意欲を示し、「うまくいけば続編作れるかなと。『ホンマでっか!? TV』で(大泉が)先生方に集中砲火にあっているところは続編の導入部にいい。門倉先生には出てもらって」と、具体案と同番組に出演する経済評論家・門倉貴史氏へのオファーまで飛び出した。
当の大泉は、「『ホンマでっか!? TV』、ひどい目に合いましたけど」と怪訝な表情を作っておどけてみせ、門倉氏へについても「あの人時代劇出ちゃいます?」と納得できない様子で会場の笑いを誘っていた。
また、大泉は「首をつられるシーンがつらかった」と明かし、「スタントさんが来てらっしゃたのに監督のカットが遅くて本当につられちゃったんですよ」と恨み節。戸田も「ひかりちゃんを負ぶって階段を上がっていくシーンで『人の命を預かるってこういうことなんだ』とかなり緊張した。監督のカットが遅くて、『まだかよ』って思いながらやっていました」と原田監督の粘る撮影手法に苦労したことを明かした。これを聞いた原田監督は「モニターを見てスタッフ全員応援していた。『あと1歩! もう1歩行けば主演女優賞!』って(笑)」と称賛と笑いで煙に巻き、満足げな表情を浮かべていた。
さらにこの日は、舞台挨拶への登壇がかなわなかった樹木希林からビデオメッセージが届けられた。「(今作を)ハリウッドが作るとしたら製作費は15倍。出演者よし、製作者よし、お客様のお得感ありの三方よしでございます。初日おめでとうございます」とほほ笑む樹木に大泉は、「(映画解説者の)淀川長治さんを思わせますね。素晴らしいコメントでした」と大女優を絶賛していた。
井上ひさしの時代小説「東慶寺花だより」を原案に、「わが母の記」の原田監督が初挑戦した人情時代劇。江戸幕府公認の駆込み寺・東慶寺を舞台に、調停人の信次郎(大泉)がワケあり女たちの人生の再出発を手助けしていく。
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