Coccoが伝える沖縄の今 米軍基地問題に迫ったドキュメンタリー「戦場ぬ止み」予告
2015年5月13日 08:30

[映画.com ニュース]沖縄の米軍基地問題の現実を克明にとらえたドキュメンタリー「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」の予告編を、映画.comが入手した。沖縄出身のアーティスト、Coccoがナレーションを担当し、激しい衝突が繰り広げられる沖縄の現状を伝える。
ドキュメンタリー「標的の村」で、沖縄・東村高江のヘリパッド建設に反対する住民の声をすくい上げた三上智恵監督が、米軍新基地建設のため埋め立てが行われる辺野古の海で起こっている衝突を記録した。また、基地と折り合って生きる人々、歌やユーモアなど苦難の歴史のなかで培われた文化なども描き出す。
2014年、新基地建設に抗議する4隻の船と20艇のカヌー隊が政府によって制圧され、建設現場では座り込みを続ける市民が、県警機動隊らと衝突。その後の県知事選では、新基地建設反対を唱える翁長雄志氏が圧勝するが、国策として埋め立てが続行され、抗議活動は緊張を増している。
誰のために基地をつくるのか、いま沖縄で何が起きているのか。予告編では、「私を死なせて通ってみなさい」と工事車両の前に立ちはだかる85歳の老女らを筆頭に、沖縄に暮らす人々の痛切な思いが映し出されていく。
Coccoは「ギロチンか、電気イスか。苦渋の選択を迫られたとしてそれはいずれも“死”だ。辺野古か普天間を問われるから沖縄は揺れ続ける。口をつぐんでしまった友、デモに参加する友、自衛隊に勤める友、みんな心から沖縄を愛する私の大切な友です。ギロチンか電気イスかではなく根底からの『NO』を誰もが胸に抱いてる。人として当たり前に与えられていいはずの正しいやさしい選択肢が欲しいと私は、そう想うのです」とコメントを寄せている。
「戦場ぬ止み」は、5月23日から東京・ポレポレ東中野で先行上映。7月11日から沖縄・那覇の桜坂劇場、18日から全国で公開。
(C)DOCUMENTARY JAPAN/東風/三上智恵
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