忽那汐里、イスタンブールで日本・トルコ合作「海難1890」の撮影報告
2015年5月4日 21:20

[映画.com ニュース] 日本とトルコの合作映画で、1890年に発生したエルトゥールル号遭難事件を題材に、両国の時を超えた友情を描く「海難1890」の合同撮影報告会見がこのほど、トルコ・イスタンブールで行われ、ヒロイン役を演じた忽那汐里、トルコ人俳優ケナン・エジェ、メガホンをとった田中光敏監督らが出席した。
昨年12月14日から今年2月9日まで日本での撮影が行われ、4月7日からはトルコで追加撮影を敢行。本作で初めて海外での映画撮影に挑んだ忽那は、あでやかな着物姿で出席し「日本でもトルコでも、共演者やスタッフの熱意を感じながら仕事ができました」と振り返った。
両国首脳のお墨付きで国家級プロジェクトともいえる本作だが、田中監督は「エルトゥールル号と、1985年のテヘランでトルコの方たちによる日本人救出を描いたこの作品に、日本とトルコの俳優さんたちが命を吹き込んでくれています。この作品に参加してくださったトルコの皆さんに感謝いたします」と謝意を述べた。会見場となったユルドゥズ宮殿は、友好的な外交関係を樹立するために軍艦エルトゥールル号を日本へと派遣した皇帝アブデュルハルト2世が居住していたオスマン帝国最後の宮殿。同所で映画の会見が行われるのは、映画史上初だという。
1890年9月、トルコの使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号が台風に遭遇し、和歌山県串本町大島の沖合で沈没。乗組員500人以上が死亡するという大惨事となるが、付近の住民の献身的な救助活動により69人が救出され、トルコに送り届けられた。そして時は流れて1985年、イラン・イラク戦争がぼっ発し、トルコは在イラン邦人の国外脱出に手を差し伸べる。
「海難1890」は11月にトルコで先行公開、その後12月に日本で全国公開される。
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