戦後70年記念作品「おかあさんの木」ポスター&鈴木京香が涙する予告編公開
2015年4月29日 16:55

[映画.com ニュース]戦後70年を記念して製作された鈴木京香主演の映画「おかあさんの木」から、ポスター画像と予告編が公開された。
今作は、小学校5年生の教科書に32年もの間掲載され続けてきた故大川悦生さんの同名作の映画化。戦争により、懸命に育て上げた7人の息子を次々と兵隊にとられ、そのたびに桐の木を植え無事を願う母・田村ミツの姿から、いつの時代も決して変わることのない母と子の情愛や、人と人とのつながりを描く。
ポスター画像には、楽しげな表情の7人の子どもたちに囲まれ、幸せそうにほほ笑む鈴木の姿が切り取られているが、予告編では、その悲しい運命が描かれる。「戦争が子供たちを奪いました」という1文から始まる映像は、出兵していく息子のために苗木を植える鈴木の様子を映し出し、苗木の成長が年月を感じさせる。映像内で鈴木の笑顔は一切見られず、空で届いた長男の骨壺を食い入るようにのぞき込み、涙する姿が戦争の悲惨さを伝えている。
「おかあさんの木」は、鈴木のほか、三浦貴大、志田未来、田辺誠一、奈良岡朋子らが出演。「解夏」「がんばっていきまっしょい」の磯村一路監督がメガホンをとる。6月6日から全国で公開。
(C)2015「おかあさんの木」製作委員会
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