「リトルプリンス」監督が初カンヌの鈴木梨央にアドバイス「好きなおやつ持って行くように」
2015年4月24日 19:50

[映画.com ニュース] 5月13日に開幕するカンヌ映画祭の特別招待作品に選出された、仏製作のアニメ映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」のマーク・オズボーン監督とキャラクター監修の四角英孝氏が来日し4月24日、プレゼンテーションが東京・新宿ピカデリーで行われた。
オズボーン監督が、キム夫人と結婚前にニューヨークとカリフォルニアで離れて暮らすことになった際、プレゼントされたのがアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作童話「星の王子さま」だった。「人はハートで物を見る。だから本当に重要なものは目に見えない、という一節が心に強く響いた」という。映画化のオファーをいったんは断ったものの、「原作をコアにして、周りに大きな話をつくって原作をプロテクトすればできると思い直した。素晴らしいチャンスだった」と振り返った。
コンセプトは「リアリティとファンタジーの融合」と説明。主人公を女の子にしたことも含め、宮崎駿監督にインスパイアされているといい、「誰もが尊敬するアニメ界の巨匠で、宮崎さんの作品も強い女の子が主人公であることが多い。作る限りは、彼に気に入ってもらわなければいけないから、大きなプレッシャーでもあった」と自ちょう気味に話しつつ、約17分のフッテージ映像を世界初披露した。
日本語吹き替え版で女の子の声を担当する子役の鈴木梨央ちゃんが特別ゲストとして登場し、「ウエルカム・トゥ・ジャパン。ディス・イズ・フォー・ユー」と英語で挨拶し、2人にバラの花束をプレゼント。声優挑戦が決まったことについて、「本当にうれしくて、夢のようでした。早く演じたいってワクワクした気持ちです」とアフレコを心待ちにしていた。
オズボーン監督は、「大人になることを怖がらないで、今のままでやってくれればいい」と期待。梨央ちゃんは、「頑張ります」と元気いっぱいに意欲を示した。また、カンヌの上映に合わせ現地入りする予定で「初めての海外なので、今から緊張しています」と照れ笑い。すると、オズボーン監督から「いっぱい歩くから、履き心地のいいクツを持っていくといい。好きなおやつも売っていないから、持って行くようにね」とアドバイスをもらい、笑顔で応えていた。
「リトルプリンス 星の王子さまと私」は、「星の王子さま」をモチーフにした、かつて星の王子さまと出会ったことのある老人と仲良くなった少女が人生の冒険に出る物語。サン=テグジュペリ・エステートからの認可も受けており、日本語吹き替え版ではほかに瀬戸朝香、津川雅彦が声優を務める。11月から全国で公開される予定だ。
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