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園子温監督「ラブ&ピース」予告編で長谷川博己がロックスターに大変ぼう

2015年4月22日 08:00

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園子温監督初の特撮映画「ラブ&ピース」
園子温監督初の特撮映画「ラブ&ピース」
(C)「ラブ&ピース」製作委員会

[映画.com ニュース] 鬼才・園子温監督の最新作「ラブ&ピース」から、長谷川博己演じる主人公がさえない会社員から人気ロックスターへと変ぼうする予告編が公開された。

愛(ラブ)を、欠片(ピース)を探す人々に贈る規格外のエンタテイメントは、脚本の準備を始めてから25年の時を経て実現したオリジナル作。園監督らしい超展開ながら、「血が出ない、誰も死なない、エロくない」という、これまでの園ワールドから一線を画した内容で、園監督が初めて特撮を用い、崩壊する東京の街に巨大化した愛の怪獣“LOVE”を出現させる。

2015年、来る東京オリンピックに向け活気付く東京。ロックミュージシャンになる夢に破れ、思いを寄せる同僚の寺島裕子(麻生久美子)とはまともに話すことも出来ずにいるサラリーマンの鈴木良一(長谷川)は、うだつのあがらない日々を過ごしていた。そんなある日、デパートの屋上で目が合った1匹のミドリガメに運命的なものを感じ、「ピカドン」と名付けて飼い始める。

このほど公開された予告編では、人生に足りない欠片(ピース)を探していた良一が、ピカドンをトイレに流してしまったことから、その人生が一変。自信に満ちあふれきらびやかなロックスターへと変ぼうを遂げ、熱狂した観客に囲まれる良一の姿がRCサクセションの不朽の名曲「スローバラード」に乗せて描かれる。響き渡る愛の怪獣の足音に、その全容と“LOVE”が起こす奇跡への期待が高まる。

園監督が「この映画は俺の魂の集大成だ」という渾身の1作は、4月16日に開幕した第5回北京国際映画祭のコンペティション部門「天壇奨(Tiantan)」に日本映画として初めて正式出品された。19日に公式上映が行われ、園監督、主演の長谷川、大月俊倫プロデューサーがレッドカーペットに出席し、記者会見を行った。

ラブ&ピース」は、6月27日から東京・TOHOシネマズ新宿ほか全国で公開。

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