プロ中のプロ、世界最高のスリ師が選ぶ「詐欺師映画ベスト3」とは?
2015年4月17日 18:44

[映画.com ニュース] ウィル・スミスが天才詐欺師に扮するクライムサスペンス「フォーカス」を監修したスリ師、アポロ・ロビンスが選ぶ「詐欺師映画ベスト3」が発表された。
ロビンスは、ジミー・カーター元米大統領の護衛官のポケットから所持品を抜き取ったことがニュースとなり、“世界最高のスリ師”として話題を呼んだことがある。ラスベガスで、視線(フォーカス)を盗むすきに観客の持ち物を盗むという実演ショーを行い、近年はテレビ番組にも多数出演している。
そんなロビンスが太鼓判を押す「詐欺映画」の1本目は、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード主演の「スティング」(1973)だ。大物ギャングに仲間を殺された若き詐欺師がその恨みを晴らすため、賭博師の助けを借りて一世一代の大バクチを打つという物語で、二転三転するストーリー展開が多くの人々を魅了し大ヒットを記録。第46回アカデミー賞では、作品賞を含む7部門を受賞した。アポロは昔から同作が大好きだったという。
2本目は、名匠リドリー・スコットがメガホンをとり、ニコラス・ケイジが主演を務めた「マッチスティック・メン」(2003)。病的な潔癖症で悩む詐欺師が別れた妻との間に娘がいることを知り、次第にその娘に翻ろうされていく姿を描いている。ロビンスは同作について、弱点のある詐欺師を描いている点が面白いと明言。「詐欺師を描く映画は、その詐欺師の人間性をどこまで見出すかのバランスが難しいと思うが、そこを追求している映画が好きだ」と語っている。
そしてロビンスが3本目に挙げたのが「フォーカス」だった。自身顧問として参加した同作には、細かいスリの演出から大掛かりな詐欺シーンまで、ロビンスがこれまでに培ったテクニックが詰まっている。また、詐欺師がどのような思考を持ち、どんな風に世の中を見ているのかといった内面的な部分までもウィル・スミスに伝授したという。
「フォーカス」は5月1日から全国公開。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“人生の物語”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ

むちゃくちゃすぎておもろい
【この“刺激作”、超オススメ!】“中毒者”爆増中! 世界記録樹立の爆裂ヒット作!!
提供:JCOM株式会社

エグい怖い、そしてむちゃ楽しい――
【超人気ホラー、感動の完結編!!】「ドールハウス」「近畿地方」で戦慄した人、全員集合!!
提供:ワーナー・ブラザース映画

好きで好きで、狂いそうになる一作に出合いました
感情移入が止まらない。闇社会でもがく3人の青春と絆が、愛おしくて、たまらなくなる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート