水谷豊「王妃の館」完成披露に馬車で登場! 紳士的なエスコートに女優陣うっとり
2015年4月16日 18:53
[映画.com ニュース]俳優の水谷豊が4月16日、東京・グランドプリンスホテル高輪で行われた、主演映画「王妃の館」の完成披露イベントに出席。共演する田中麗奈、吹石一恵、安達祐実とともに馬車に乗って登場し、ドレスアップした女優陣の手を取ってエスコートした。
水谷は、4人で馬車に乗った感想を「3人の女性と一気に結婚したような気分(笑)」とニッコリ。3人の女優陣も嬉しそうにほほ笑んで応え、水谷の紳士的なふるまいや俳優としての懐の深さにうっとりした様子で次々に大絶賛を送った。
22日間に及ぶ仏パリでのロケを敢行し、ベルサイユ宮殿やルーブル美術館などを貸し切って撮影を行った。田中はボージュ広場での撮影を振り返り、「雨が止まず『じゃあ雨のシーンにしようか』と水谷さんがおっしゃって、相合傘で歩いたのは大変素敵な思い出」と目を輝かせた。さらに「水谷さんが急きょ『パリの天気と女性の心は変わりやすい』というセリフを付け足して下さった。あまりよくない状況も、発想の転換ですべて最高のものに変えてしまう、水谷さんの魅力にやられちゃいました(笑)」とメロメロだった。
水谷が演じる小説家、北白川右京の大ファンであるOLを演じた吹石は「パリで、大大大好きな右京先生と2人っきりで馬車に乗っていた記憶がよみがえって、またもときめいてしまいました(笑)」と満面の笑み。さらに「ベルサイユ宮殿での撮影の時、右京先生の長いセリフを1カットで撮った。そのシーンは迫力満点で感動した」と熱弁をふるう。安達も吹石に同意し、「ベルサイユ宮殿での撮影は本当に感動的。水谷さんは子役の先輩なんですけれど、こんな先輩がいてくれるっていう幸せに涙がでます」と尊敬のまなざしで語った。
女優陣から絶賛された水谷は、「この作品はワケありのツアー客の話。キャスティングに関してはワケありが似合う俳優たちを選んだということでした(笑)。楽しんでいただきたいと思います」とコメントし、会場の笑いを誘っていた。この日は他に尾上寛之、中村倫也、山中崇史、野口かおる、石橋蓮司、石丸幹二が出席した。
「王妃の館」は、浅田次郎氏の同名小説を「相棒」シリーズなどで知られる橋本一監督が映画化。水谷は個性的なおかっぱ頭の売れっ子小説家・北白川右京を演じる。スランプに陥った北白川は、仏パリにある伝説のホテル“シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の館)”で過ごす超豪華ツアーに参加し、そこで出会ったワケあり男女10人を振り回しながら、騒動を繰り広げる。4月25日から全国公開。