「サイコパス」な鬼教師を演じた「セッション」J・K・シモンズのインタビュー映像を独占入手!
2015年4月14日 09:00

[映画.com ニュース] 音楽映画「セッション」で第87回アカデミー賞をはじめ数々の映画賞で助演男優賞を総なめにしたJ・K・シモンズが、自身の演じた鬼教師フレッチャー役について語ったインタビュー映像を、映画.comが独占入手した。
新鋭デイミアン・チャゼル監督が自らの経験をもとに脚本を執筆し撮りあげた本作で、シモンズは名門音楽大学の伝説のスパルタ教師フレッチャーを怪演した。自身も音楽を勉強したことがあり、「楽譜も読めるし、ピアノも弾ける」ことから、「音楽に関してはかなり自然にやれる」そうで、実際に劇中でピアノの腕前を披露している。音楽に関して自信をのぞかせたが、「まともじゃない男はもっと自然に演じられる」と穏やかに語る。
「まともじゃない」フレッチャーの指導は容赦がない。罵声がとび、イスがとび、平手打ちがとぶ。「フレッチャーの信条で僕が理解できたのは、平凡であることを拒絶しているところだ」とシモンズは語る。「彼は才能を刺激して開拓し、次のレベルに連れて行き、とてつもない芸術を創作したいと願っている。それは、気高い試みだ」と理解を示すが、「でも、彼はサイコパスだからうまくいかないんだ」と完ぺきを求めるがゆえの“狂気”を評する。
そんなフレッチャーが目をつけたのは、偉大なドラマーになるという野心を抱いた1年生のアンドリュー・ニーマン(マイルズ・テラー)。「フレッチャーはどんな分野でも誰にも見つけられない特別な才能を探している。モーツァルトやチャーリー・パーカーや、野球界のミゲル・カブレラのような才能をアンドリューの中に見ているんだ」と、シモンズは分析する。高みを目指すフレッチャーは、アンドリューを徹底的に追い込んでいき、そのプレッシャーは見る者の心にも叩き込まれていく。そしてその先には、才能と狂気のセッションがたどり着く圧巻のクライマックスが待ち受けている。
映画「セッション」は4月17日から公開。
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