監督はジブリ出身 新進気鋭のスタジオコロリドが手がける「台風のノルダ」公開決定
2015年4月12日 19:30

[映画.com ニュース] 新進気鋭のアニメーション制作会社スタジオコロリドによる劇場アニメ「台風のノルダ」が、6月5日から全国公開されることが決まった。
スタジオコロリドは、第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞ほか数々の賞を受賞し、YouTubeの再生回数が320万回を超えるショートアニメ「フミコの告白」で注目された石田祐康監督をはじめ、20代を中心とした若手クリエイターたちの集まる制作スタジオ。2011年に設立され、13年に同社初の劇場公開作品となる「陽なたのアオシグレ」を発表。14年にはフジテレビ系深夜アニメ枠「ノイタミナ」の10周年を記念したスペシャルアニメ「ポレットのイス」、マルコメのカップみそ汁のアニメCMなども手がけて話題を集めている。
「台風のノルダ」は、「陽なたのアオシグレ」以来2年ぶりとなる同社の劇場公開作品で、とある離島の中学校を舞台に少年同士の友情を描いた青春物語。文化祭前日、大型の台風が接近するなか、幼い頃から続けていた野球を辞めたことで親友の西条とケンカしてしまった東は、赤い目をした不思議な少女ノルダと出会う。「陽なたのアオシグレ」でキャラクターデザインや作画監督を務めた新井陽次郎が初監督を務めた。
新井監督は08年にスタジオジブリに入社し、12年からスタジオコロリドに所属。ジブリ時代には「借りぐらしのアリエッティ」や「コクリコ坂から」「風立ちぬ」、三鷹の森ジブリ美術館の短編「たからさがし」「パン種とタマゴ姫」といった作品にアニメーターとして参加した経歴をもち、劇場映画監督デビュー作となる今作で、ノスタルジックな世界観を躍動感あるアニメーションで鮮やかに描き出す。
(C)2015 映画「台風のノルダ」製作委員会
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