石井杏奈、E-girlsメンバーから「ソロモンの偽証」演技を絶賛され感涙
2015年4月10日 16:11
[映画.com ニュース] 宮部みゆき氏のヒューマンミステリー巨編を2部作で映画化した完結編「ソロモンの偽証 後篇・裁判」の先行上映会が4月9日に都内で行われ、出演した「E-girls」の石井杏奈と、同グループのメンバーが舞台挨拶に立った。
男子生徒・柏木卓也の死から始まった一連の事件に揺れる城東第三中学校で、生徒たちの手による“校内裁判”が開廷。裁判の提案者である藤野涼子(藤野涼子)は、告発状により柏木殺害の嫌疑をかけられた大出俊次(清水尋也)の有罪を立証しようとする。一方、他校生でありながら柏木の友人として裁判に参加する神原和彦(板垣瑞生)は大出の弁護人となり、涼子と相対する。
石井は、親友の浅井松子(富田望生)が事故死した後、口を閉ざしてしまう三宅樹理役を熱演。「成島出監督と稽古していた時に、耳鼻科の先生とお話しして『声が出なくなる人はこうやってしゃべるんだよ』というアドバイスをいただいたので、それを参考にしながら演じました」と振り返った。
そんな石井を、リーダーのAyaは「実は本作の撮影期間とE-girls初のアリーナツアーの時期が重なっていました。苦しい選択だったと思いますが、本人は映画の撮影の方を選びました」と明言。「そういった経緯を知っているので、本作がとても素晴らしい作品に仕上がっており、映像を通して石井杏奈の覚悟を感じることができて本当に幸せです」と語った。これには石井も、「Ayaさんが言われたように、覚悟を決めて出演した作品なので、色んな思いが詰まっています。その映画をこうしていろんな方々に見ていただくことができて、本当に幸せだと感じています」と、ひと言ひと言をかみしめるように話した。
さらに、「樹理と石井杏奈は全然違いますね。違いすぎてびっくりしましたし、本当にすごいなと思いました」(藤井夏恋)、「いつも一緒にいる杏奈とは全然違う、女優の“石井杏奈”をスクリーンで見ることができて感動しました」(山口乃々華)など、メンバーが次々と絶賛。石井は「本当に嬉しいです」と感慨深げな表情を浮かべていた。
またこの日は、メンバー全員から石井へ花束が贈られるサプライズもあった。Ayaから花束を渡された石井は「全く聞いていなかったので、びっくりしました。まさかという感じです。ありがとうございます。本当にありがとうございます」と目に涙を浮かべ、何度も感謝を口にした。
「ソロモンの偽証 前篇・事件」は公開中、「ソロモンの偽証 後篇・裁判」は4月11日全国公開。