伊藤計劃の小説映画化「虐殺器官」「ハーモニー」 主人公の描き下ろし新ビジュアル公開
2015年4月9日 21:45

[映画.com ニュース] 2009年に34歳の若さで病没した、夭折のSF作家・伊藤計劃さんの長編小説3作品をアニメーション映画化する「Project Itoh」から、「虐殺器官」と「ハーモニー」の新ビジュアルが公開された。キャラクター原案のredjuiceによる描き下ろしで、両作品の主人公がそれぞれアップで描かれている。
07年に刊行された「虐殺器官」でデビューした伊藤さんは、オリジナル長編第2作「ハーモニー」を発表した09年に他界。「虐殺器官」は第7回小松左京賞最終候補になり、「ハーモニー」は伊藤さんの没後に第30回日本SF大賞やフィリップ・K・ディック記念賞の特別賞を受賞するなど、残した作品はわずかながら、いずれも高い評価を受けている。「Project Itoh」は、「虐殺器官」「ハーモニー」と、伊藤さんが生前に残したプロットをもとに盟友の芥川賞作家・円城塔氏が書き上げた「屍者の帝国」の小説3作品を、「劇場版PSYCHO-PASS サイコパス」に続くノイタミナムービーの第2弾として劇場アニメ化するプロジェクトだ。
「虐殺器官」は、米軍特殊部隊のクラヴィス・シェパード大尉が、各地で起こる紛争や虐殺の影に見え隠れする元言語学者の男を追う姿を描き、「Ergo Proxy」の村瀬修功が監督。「ハーモニー」は、極度の健康志向と調和を重んじる超高度医療社会の欺瞞(ぎまん)に気付いた少女たちの反抗を、ベテランアニメーターのなかむらたかしと「鉄コン筋クリート」のマイケル・アリアスの共同監督で描く。
新たに公開されたビジュアルは、「Project Itoh」でキャラクター原案を担当するイラストレーターのredjuiceによる描き下ろしで、「虐殺器官」の主人公クラヴィス・シェパードと「ハーモニー」の主人公となる霧慧トァンをアップで捉えた。4月10日発売のアニメ誌「Newtype」では、「Project Itoh」の特集が組まれ、このイラストを使用した特別仕様のポスターも付属する。
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