アリ・フォルマン監督がアニメと実写を交えて映画化したSF「コングレス未来学会議」予告
2015年4月7日 19:00
[映画.com ニュース]「戦場でワルツを」のアリ・フォルマン監督が、「惑星ソラリス」の原作でも知られるポーランドのSF作家スタニスワフ・レムによる小説を映画化した「コングレス未来学会議」の予告編が公開された。
製作にもかかわった女優のロビン・ライトが本人役で主演した本作は、ライトが自らの一番輝いている姿をスキャンし、デジタルデータとして保存することが可能になった未来世界を舞台に、アニメーションと実写を交えて映画化。ハーベイ・カイテル、ポール・ジアマッティ、ダニー・ヒューストン、ジョン・ハム、コディ・スミット=マクフィーら豪華俳優陣が共演。日本語字幕を映画評論家の柳下毅一郎氏が監修した。
予告編では、女優としての旬を過ぎたロビン・ライトが、難病の子どものために巨額の報酬と引き換えに、それまで出演を拒んできた売れ筋の映画を含むあらゆるジャンルの作品に彼女のデータを提供するという契約を結ぶシーンが切り取られている。場面のとあるシーンから、色鮮やかなアニメーションに切り替わり、レム監督ならではの世界観とこれまでにない映像体験を期待させる仕上がりだ。
「コングレス未来学会議」は、6月新宿シネマカリテほか全国順次公開。