黒木瞳、政治家役に「大臣と呼ばれ快感」 石丸幹二はネタバレで大慌て
2015年4月5日 08:30
[映画.com ニュース] 女優の黒木瞳が女性政治家役で主演するWOWOWの連続ドラマW「スケープゴート」の完成披露試写会が4月4日、都内で行われ、黒木をはじめ、共演の石丸幹二、古谷一行、佐々木希、原作者の幸田真音氏が第1話上映後の舞台挨拶に臨んだ。
脚本を全話分まとめて読んだという黒木は、「セリフの内容が難しいし、量も多い。『これ誰が覚えるんだろう。私か!』って、ひとりツッコミしました。政治家に見えるようにしなければならないというプレッシャーもありました」と難役であったことを、笑いを交えて告白。しかし、撮影で「大臣」と呼ばれることについては「『私のこと?』と最初は思っていたんですけど、そのうち快感になってしまいました(笑)」とリップサービスし、観客を沸かせた。
一方、黒木扮する三崎皓子の政界進出のために暗躍する役どころを演じた石丸は、「(黒木さんは)毅然とした、真の強い女性をきっと内側に持っていらっしゃる。それがしっかりと表れる素晴らしい総理大臣になっていきます。皆さんご期待ください!」と堂々の“ネタバレ”。これには黒木も「言っちゃっていいんですか?」と驚きの表情を見せ、石丸は大慌てで「(総理大臣になって)いくかもしれません!」とフォローして会場の笑いをさらっていた。
また、黒木が「今作の後の三崎が見たいなと思いますので、幸田先生に『続・スケープゴート』を書いて頂いて実現したい」とお願いすると、幸田氏は「お任せください!」と即答。「最初は“総理大臣になった女性”を書きたかった。だけど『日本で女性の総理大臣は難しい』という声がすごく多く、なぜ難しいのかというところが問題の本質なのかなと、そのあたりを書くことから始めようというのが今作。だから、この後問題に立ち向かっていく皓子さんを書いてみたいと思っております」と続編に意欲を見せた。
この日は政治ドラマである今作にちなみ、だるまの開眼式を実施。実際の選挙で使用されるものと同サイズのダルマに、黒木が大きな目を入れて成功を祈願した。最後に黒木は「一生懸命駆け上って、羽ばたいていく女性を演じました。きっと女性たちへのエールになるドラマではないかと思います」とアピールしていた。
国民が求める真のリーダー像を問いかける同作は、大学教授の皓子(黒木)は山城泰三(古谷)から政界進出を打診されるところから始まる。山城の策略であとに引けない状況に追い込まれた皓子は政界入りすることを決意するが、大臣に就任した直後に思いがけない危機が訪れる。連続ドラマW「スケープゴート」(全4話)は、4月12日からスタート(第1話無料放送)。毎週日曜午後10時から放送。
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