キーラ・ナイトレイが演じた天才とは?「イミテーション・ゲーム」本編映像を独占入手!
2015年3月13日 07:30

[映画.com ニュース] ベネディクト・カンバーバッチ主演作「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」が3月13日に公開される。本作で第87回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたキーラ・ナイトレイが演じる、クロスワードパズルの天才ジョーン・クラークの登場シーンを収めた本編映像を、映画.comが独占入手した。
本作は、第2次世界大戦時、ドイツ軍が世界に誇る暗号機「エニグマ」による暗号の解読に成功した、実在の天才数学者アラン・チューリングの人生を描く。このほど公開されたのは、英政府のもとで極秘に暗号解読にあたる精鋭チームを率いることになったチューリング(カンバーバッチ)が、新たな人材を求めて実施した採用試験の場面。チューリングですら8分かかるというクロスワードパズルを6分以内に解けという難題に皆が頭を抱える中、唯一の女性応募者ジョーン(ナイトレイ)は5分34秒でパズル完成させる。ジョーンの明晰な頭脳と自立した精神が垣間見える印象的なシーンだ。
当時は実際にクロスワードパズルで多くの人を選考したと言われており、ジョーン役のナイトレイも「驚くようなやり方だわ」と認める。ところが、「ジョーンが入った経緯は実は違う。実際はオックスフォードの教授が彼女を推薦したの」と事実を明かし、「それでも、アランや他の暗号解読者たちと一緒に働くまで、彼女は1年間秘書業務をしなければならなかった」と、才能がありながら正当に評価されなかった当時の状況を語った。
ジョーンはやがてごう慢で不器用だったチューリングの理解者となり、周囲との険悪な関係にも変化が生じていく。チューリング役を熱演し、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたカンバーバッチは、ジェーンについて「聡明な人物」と語り、「自分の居場所と平等な扱いを求め、性別ではなく自分自身の価値によって評価されることを望んだ」と解説する。さらに、「組織化された性差別にいかに立ち向かうか、その姿勢をキーラは愛情あふれる演技ですんなり見せてくれた」とナイトレイを称えている。
カンバーバッチ、ナイトレイのほか、MI6職員のスチュアート・ミンギス役でマーク・ストロング、チェスの英国チャンピオンで暗号解読チームの一員ヒュー・アレグザンダー役でマシュー・グードが共演。ノルウェー人監督モルテン・ティルドゥムがメガホンをとり、グレアム・ムーアによる脚本はアカデミー賞脚色賞に輝いた。
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