グザビエ・ドランが描く母子の愛と葛藤 ゴダールと並びカンヌ受賞した「マミー」日本版予告
2015年3月12日 18:00

[映画.com ニュース]第64回カンヌ映画祭コンペティション部門で、ジャン=リュック・ゴダール監督の「さらば、愛の言葉よ」とともに審査員特別賞に輝いたグザビエ・ドラン監督作「Mommy マミー」の日本版予告編が、公開された。
若干25歳にして映画祭の常連となっている、カナダの俊英ドランの監督第5作。ドランならでは色彩描写と1対1サイズの映像を用いた若い感性で、母と息子の深い愛情と葛藤(かっとう)をエモーショナルに浮き彫りにする。
シングルマザーのダイアンは、ADHD(多動性障害)を抱える息子スティーヴと暮らしている。情緒不安定なスティーヴとの生活に奮闘するダイアンだが、引きこもりがちな女性教師カイラと親しくなったことから、日常に変化が訪れる。
予告編は、瑞々しく躍動感にあふれた映像でダイアン、スティーヴ、カイラの日々の輝きを映し出す。映像の後半では、幸せな空気に満たされていた親子が、慟哭(どうこく)しぶつかり合う様子をとらえ、ふたりが選択する未来から目が離せない内容となっている。ドラン作品には欠かせないスザンヌ・クレマン、アンヌ・ドルバルが、アントワン=オリビエ・ピロン演じるスティーヴの側にいるふたりの女性として作品を支えている。
カンヌ映画祭をはじめ、第40回セザール賞で最優秀外国映画賞、カナダ・スクリーン・アワードで作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞などをふくむ9部門で最優秀賞を受賞する快挙を成し遂げた。「Mommy マミー」は、4月25日から全国で公開。
Photo credit : Shayne Laverdiere (C)2014 une filiale de Metafilms inc.
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