中村獅童、坂東三津五郎さんの訃報にコメント「精進していくということが最大の恩返し」
2015年2月24日 19:00

[映画.com ニュース] 笑い芸人・鉄拳のパラパラ漫画を実写映画化した「振り子」の特別試写会が2月24日、都内で行われ、主演の中村獅童、小西真奈美、劇場映画デビューを果たした竹永典弘監督が舞台挨拶に出席した。
1976年、人生をともに歩むことになった大介(中村)とサキ(小西)。大介は夢だったバイク屋を経営するが倒産してしまい、サキも病に倒れて寝たきりの状態になってしまう。大介は、なんとかしてサキを元気にしようと奮闘する。
主演のオファーを受けた当時を聞かれると、中村は「プライベートでちょっとした出来事があったりして、時間のことやいろいろなことを考えている矢先にオファーをいただけた。思うところもすごくあるし、運命的なことを感じた」と感慨深げ。劇中の大介とサキを最高の夫婦だと評し、「いつも一緒に道を歩んでいくというところが、家族っていいなと思う」としみじみ語った。
昨年の第6回沖縄国際映画祭と京都国際映画祭で上映され、高い評価を得た本作。小西は沖縄国際映画祭での様子を「舞台挨拶あると分かってるのに感情移入して、いちお客さんみたいになっていた。私だけかと思って、横を見たら獅童さんもそうなっていた」と振り返っていた。
また、舞台挨拶後の報道陣による取材では、中村は先日報じられた歌舞伎俳優・坂東三津五郎さんの訃報について問われた。声を落としながら「思うところはたくさんあるし、気軽にコメントできる気持でもない。ただただ言えることは、皆で力を合わせてこれからの歌舞伎界を盛り上げていって、自分自身もいい役者になって精進していくということが最大の恩返しになると思う」と話し、「僕がお会いさせていただいたのが1月13日。その時は(中村の)入籍ご報告とご挨拶で、結構長い時間しゃべってくださった。すごくお元気そうで、妻にもすごく優しくしてくださった」「非常に残念です。お伺いすれば何でも教えてくださいましたし、ここ最近では一番、僕自身いろいろなことを教わっていた先輩」と沈痛な面持ちでつぶやいた。
映画「振り子」は、石田卓也、清水富美加、板尾創路、松井珠理奈(SKE48/AKB48)、鈴木亮平、中尾明慶、研ナオコ、武田鉄矢らが共演している。2月28日から東京・角川シネマ新宿、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開。
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