劇場版「ムーミン」公開! 23年ぶり再結集の声優陣が和やか舞台挨拶
2015年2月13日 20:30
[映画.com ニュース] 人気キャラクター・ムーミンの母国フィンランドで製作された映画「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」が2月13日、全国164スクリーンで封切られ、日本語吹き替え版声優の高山みなみ(ムーミン役)、かないみか(フローレン役)、谷育子(ムーミンママ役)、佐久間レイ(ミイ役)、小林優子(ミムラ役)が東京・日本橋のTOHOシネマズ日本橋での舞台挨拶に立った。
メイン声優陣には、1990年代に日本で製作・放送されたテレビアニメ「楽しいムーミン一家」の面々が再結集。映画「ムーミン谷の彗星」(92)以来約23年ぶりの揃い踏みに、高山は「ムーミンとしては、皆さんお久しぶり。無事初日を迎えられて、すごくうれしく思っています」と感慨深げに話し、和やかに舞台挨拶は進行した。
旧知の仲だけあって、アフレコの際にも息ピッタリだったという登壇陣。録音に同席できなかったメンバーもいたそうだが、佐久間は「みんなの声が聞こえる。(台本の)活字からみんなの声がする」と振り返り、高山も「台本を読んでいる時に、もうわかるよね」と同調していた。
ムーミンキャラの魅力を聞かれると、高山は「ムーミンはすごいマザコンですよね。今回(の映画)も『ママ助けて』というシーンが出てきて、そこだけは思いっきり甘えてみました」と述懐。佐久間は「自分で作ったんですが、ミイの笑い声が好き」といい、お気に入りシーンとして「テレビシリーズで一回あった、ミイが『スナフキン、デートして』というシーン」と明かした。さらに小林は、今作のミムラのデザインに触れ、「絵を見て、目がパッチリでまつ毛があって、こんなにかわいかったっけという感じ。ミムラ戻ってきて!」と驚いていた。
また、この日は出席できなかった大塚明夫(ムーミンパパ役)と子安武人(スナフキン)からのメッセージが読み上げられた。大塚は「昔から火薬の香りのするキャラクターを演じることが多いので、ファンタジックなキャラを演じるのはとても楽しい」とコメント。子安は「スナフキンがムーミンと再会するシーンはとても素敵でした。そのシーンだけで、ご飯3杯は食べられます」とアピールしたが、一同から「3杯ってどういうこと? 塩辛か!?」とツッコまれていた。
映画は、地中海のリゾート地リビエラにやってきたムーミン一家が、些細なことでバラバラになってしまう騒動を描く。