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イーストウッドが「アメリカン・スナイパー」エンドロールで行った異例の演出とは!?

2015年2月12日 21:20

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(上)「アメリカン・スナイパー」の一場面 (下)撮影中のイーストウッドとブラッドリー・クーパー
(上)「アメリカン・スナイパー」の一場面 (下)撮影中のイーストウッドとブラッドリー・クーパー
(C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

[映画.com ニュース] 2度のアカデミー賞監督賞を受賞した名匠クリント・イーストウッドがメガホンをとった「アメリカン・スナイパー」のエンドロールで、イーストウッド監督が異例の演出を行っていることが分かった。

イラク戦争で米軍史上最多となる160人を射殺し味方から英雄視されながら、2013年に心を病んだ元米兵によって射殺された“伝説の狙撃手”クリス・カイルのベストセラー自伝を映画化。全米興行収入が2億8000万ドルを突破し、イーストウッド監督作品史上最大のヒットを記録している。

本作のエンドロールでイーストウッド監督は、カイルに対する感謝と追悼の意を表し、音を一切入れていない。通常であれば映画のテーマ曲とともにスタッフ、キャストのクレジットが流れるため、異例の演出と言える。脚本を書きあげるためにカイルと多くの時間を共有したジェイソン・ホールは、「音楽を入れないほうがいいとクリントが判断した。クリスへの敬意の表れでもあるし、崇高な理想のために命を捧げた人々全員に対する敬意の表れでもある」と話す。

また、第87回アカデミー賞で作品賞など6部門にノミネートされたことについては、「クリスが生きていたら“信じられない”と思ったはず。賞にまつわる騒ぎには加わらなかっただろうが、戦場で戦う兵士たちや同じ状況を生きた人たちにより多くの注目が集まれば嬉しいと思ったに違いない」と、カイルの気持ちを代弁するように語った。

アメリカン・スナイパー」は2月21日全国公開。

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