コダック、メジャースタジオ6社と契約延長 フィルム生産が継続へ
2015年2月9日 10:15

[映画.com ニュース] コダックがメジャースタジオ6社との合意により、今後も数年間にわたってフィルム生産を継続することになったと、ハリウッド・レポーター誌が報じた。
デジタルシネマの発達により、同社のフィルムの売り上げは過去10年間で96%減。フジフィルムが映画用のフィルムから撤退したいま、唯一のフィルム生産者であるコダックの行く末が案じられていた。
昨夏、J・J・エイブラムス監督やクリストファー・ノーラン監督、クエンティン・タランティーノ監督、ジャド・アパトー監督らフィルムを愛する映画作家たちが、メジャースタジオと交渉。コダックからフィルムを購入する契約を持ちかけた。
コダックの発表によると、ウォルト・ディズニー、20世紀フォックス、パラマウント、ソニー、NBCユニバーサル、ワーナー・ブラザースの6社は、今後数年間にわたりコダックから一定量のフィルムを購入する契約を締結。コダックは年間5000万ドルの製造コストをまかなえるようになったという。
なお、契約の詳細は明らかにされていない。
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