TBS赤坂ACTシアターで初「文楽」上演
2015年1月22日 23:25
[映画.com ニュース]TBSは、新たな試みとして赤坂ACTシアターで「文楽」を上演する。「赤坂サカス文楽」を3月24日から28日まで上演。チケットは1月18日から一般発売がスタートしている。
赤坂ACTシアターといえばストレートプレイやミュージカルのイメージが強いかもしれないが、実は歌舞伎や落語など日本の伝統芸能の上演にも積極的に取り組んできた。そんな同シアターに満を持して「文楽」が初登場する。
文楽は、太夫の語りと三味線、人形遣いの“三業”が一体となった総合芸術で、その歴史は江戸初期までさかのぼる。2008年には能、歌舞伎と並びユネスコ無形文化遺産にも登録された。今回の公演では特別に、二十六世観世宗家・観世清河寿の出演も決定し、「文楽」と「能」の夢の共演が実現した。
3部構成からなる演目は、まず劇場初の能、文楽の上演にふさわしく「翁 日吉之式」から。この「翁」は舞台開きなどお祝いの催しに演じられることも多い神事でもある。そんな“天下泰平”を祈祷する「翁」につづいては“五穀豊穣”を祝う文楽「二人三番叟」。そして、文楽「壺坂観音霊験記~沢市内より山の段~」は座頭の沢市と妻お里の夫婦愛を描いた世話物。どの演目も文楽に馴染みのない人にも分かりやすく親しめる内容となっている。(文化通信)
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