R・ブレッソン幻の初カラー作品「やさしい女」デジタルリマスター版で4月公開
2015年1月21日 10:00

[映画.com ニュース]ロベール・ブレッソン監督の幻の初カラー作品「やさしい女」(1969)がデジタルリマスター版で4月4日から新宿武蔵野館で上映される。
「スリ(1960)」「バルタザールどこへ行く」など、モノクロの厳格な画面作りを続けてきたブレッソンの初カラー作品。原作はドストエフスキーの同名短編小説で、一組の夫婦に起こる感情の変化と微妙なすれ違いを丹念に描き、夫婦とは、人を愛するとは何かを問いかける物語。ブレッソンは原作のプロットを守りながらも、物語の舞台をロシアから現代(60年代後半)のパリへと移し、大胆な翻案を施した。
主人公の孤独な女を演じるのは、ベルナルド・ベルトルッチ監督「暗殺の森」「1900年」で知られる仏女優ドミニク・サンダ。モデルとして活動していた頃、ブレッソン監督に見出され、本作で映画デビューした。自らも15歳で年上の男と結婚するも数カ月で離婚という経歴を持つサンダは、衝撃的なオープニングから始まる本作で、年上の夫を翻弄しながらも苦悩する女を見事に演じている。
1986年の日本公開以来ほとんど上映機会がなく、ソフト化もされていなかった作品が美しい映像で、劇場で見られる貴重な機会だ。「やさしい女」はデジタルリマスター版は4月4日から新宿武蔵野館で上映。
関連ニュース






谷口悟朗×近藤勝也のオリジナル劇場アニメ「パリに咲くエトワール」26年3月公開 20世紀初頭のパリで夢を追う主人公役に當真あみ
2025年8月8日 06:00
映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

なんだこれ!?!? 絶対に観る。
【個人的・下半期で最も観たい映画No.1】“ダメ男”が、強烈変態異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画