山崎紘菜、役とともに生きた2014年を振り返る
2014年12月30日 08:00

[映画.com ニュース] 進境著しい若手女優の山崎紘菜が、前年の第50回に続き、今年も第51回全国大学ラグビーフットボール選手権大会のイメージモデルを務めている。2014年は、11月15日に封切られた三池崇史監督作「神さまの言うとおり」で演じた、ヒロイン・秋元いちか役とともに生きた1年だったといって過言ではない。そんな山崎に、東京・秩父宮競技場で話を聞いた。
秩父宮競技場の最寄り駅である東京メトロ・外苑前駅には、各大学のユニフォームに身を包んだ山崎のポスターがずらりと掲出されている。昨年と同じ光景ではあるが、山崎が浮かべる表情からは女優として大きく成長していることが見て取れる。
「1年間、早かったですね。もうこんな季節か……という感じでした。ポスター撮影も各大学のジャージを着させて頂いたのですが、デザインが少し変わっていたり、選手を見ても自分より年下の選手が出てきていますし、去年の4年生はトップリーグで活躍していらっしゃる。1年経ったんだなあって実感しました」。
三池監督のメガホンのもと、福士蒼汰が主演を務めた「神さまの言うとおり」では、人生で一度も染めたことのなかった黒髪を金髪にし、ヒロイン・いちかを演じ切った。「芸能活動を始めてから、今までで一番濃くて、一番芝居と向き合った年でした。役を演じるという責任とか重さを感じました。お客さまのもとに届いて初めてお仕事が完成したことになる。今まではカメラの前でどれだけセリフをうまく言えるかに注力していたけど、今年はカメラの向こう側にいる人に対して呼び掛けられた気がします。伝える気持ちというものを意識できたように感じています」。
そしてまた、自分自身を見つめ直した1年だったと明かす。「自分というものをもっと確立しなきゃいけないと思いましたし、これからどんな女優になりたいのかを突き詰めていかないと。求められたお仕事をきちんとやり遂げることも大事ですが、そこからさらに一歩、私がどうしたいのかを持っていかなければならないと感じました」と真摯な眼差(まなざ)しで明かす。
ちょうど1年前、山崎は本サイトのインタビューで「いつかは主演をやれる女優さんになりたいんです」と語っている。その思いに変化はないが、「目標こそ持っていましたが、主演女優というものがよく分かっていなかった部分もありました。今回ヒロインをやらせて頂いて、主演というものの重さ、そこにたどり着くまでの努力など、いろいろ知ることができました。そのうえで、やっぱり主演を務められる女優さんになりたいんです」と意欲は増すばかりだ。
来年の目標を聞いてみると、「ラグビーでたとえるなら、ひとつひとつの試合できっちりとトライを取ることです!」ときっぱり。さらに、「ラグビーを見ていて感じたのが、強い相手、体格が自分よりも大きな相手にも立ち向かっていかないと勝てないじゃないですか。私は今まで目を背けたくなるような壁が目の前にあったりすると、誰かに頼ってしまったり逃げてしまう部分がありました。そういうところをなくしたいです」と目標を掲げ、自らに誓う姿からは大物感が漂っていた。
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