ティム・バートン最新作「ビッグ・アイズ」日本アニメとの共通点を語る
2014年12月27日 14:30
同作は、モダンアートに絶大なる影響を及ぼした実在する画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻に起こった著作権騒動を描いたドラマ。大きな目を持つ子どもの絵画「ビッグ・アイズ」は、ウォルター・キーンの作品として1960年代にアメリカで爆発的人気を博したが、実はすべてウォルターの妻、マーガレットが描いたものだった。口下手で内気なマーガレットは、心の内のすべてを絵で表現してきたが、ついに真実を告白する。しかし、ウォルターは「妻は狂っている」と訴え、事態は法廷へともつれ込む。妻マーガレットをエイミー・アダムス、夫ウォルターをクリストフ・ワルツが演じ、それぞれゴールデングローブ賞コメディ/ミュージカル部門の主演女優賞・主演男優賞にノミネートされている。
日本のアニメでは、マーガレットの絵のようにキャラクターの目が大きく描かれる事が多々あることから、バートン監督は「これは日本のアニメのようだとずっと思っていた。日本のアニメや、この絵のような雰囲気は、多くの人に好き嫌いに関係なく、影響を与えてきたんだ。そんな中である程度日本のアニメを感じさせる要素があることには気づいていたよ」と、日本の“カワイイ”文化と「ビッグ・アイズ」の共通点を示した。
バートン監督自身「ビッグ・アイズ」から影響を受けていたといい、「幼い頃からずっと記憶に残っているんだ。彼女の作品はいろんな場所に飾ってあったよ。家や病院、歯科医院、どこに行ってもね。子供ながらにすごい存在感を感じたんだ。可愛いけれど、どこかおそろしい。だから、みんながこの絵に何を感じ、興味を持つんだ」とその魅力を語った。さらに「ビッグ・アイズ」はウォルター・キーンの作品だと思っていたといい、「奇妙な話だよ。ウソみたいな話が事実だったりするけど、これもそうだ。私は絵に興味があったんだけど、後からウォルターとマーガレットのこじれた関係の話を聞いたんだ。マーガレットが描いたけど、名義はウォルター。そんなところが面白いと思った」と本作への思いを語っている。
「ビッグ・アイズ」は2015年1月23日から全国で順次公開。
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