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「唐山大地震」公開延期から4年 “心の復興”目指し封切り

2014年12月1日 08:00

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4年の時を経て公開される「唐山大地震」
4年の時を経て公開される「唐山大地震」
(C)松竹

[映画.com ニュース] 配給大手の松竹は、2011年3月11日の東日本大地震発生を受け公開延期とした「唐山大地震」を、2015年3月14日から東京・東劇をはじめ全国で順次公開することを発表した。同作は11年3月26日に公開予定だったが、唐山大地震および四川大地震を再現したシーン、被災者の救出シーンなど一部の描写が「時節柄、上映するには相応しくない」と判断し、延期を決断。松竹関係者によれば、同社配給作品が公開延期されたことは、これまでに一度もなかった。

フォン・シャオガン監督がメガホンをとった「唐山大地震」は、76年に中国河北省で起こった死者24万人、重傷者16万人の被害を出した20世紀最大の震災・唐山大地震を題材にしている。悲劇的な天災によって運命づけられたある家族の32年間におよぶ“心の再生”を丹念に描き、中国では国内映画の歴代最高興行記録を樹立した。

松竹の映像本部長を務める大角正常務取締役は、今作を「震災により引き裂かれた、ある家族の32年にわたる絆と『心の復興』を描いたドラマです。地震災害や被災状況を娯楽目的に製作したパニック映画ではありません」と説明。さらに、「製作者の言葉にもありますが、地震そのものを物語の中心に置いたのではなく、被災された人々のその後を描いています。道路や家は工事によって復興することは出来ますが、人の心の傷は長い時間を費やしても簡単には癒されません」と続ける。

公開に踏み切った経緯についても、「映画の中で描かれる主人公一家は、この悲劇的な困難を家族の絆で乗り越えます。映画の送り手として、皆様にこの作品をお届けすることで、多くの方々の『心の復興』につながることを思ってやみません」と同社の思いを代弁するコメントを寄せている。なお、上映規模は全国約20館を予定。日本語吹き替え版はなく、字幕版のみでの上映となる。

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