ある家族の壮絶な運命を描く中国のメガヒット作「唐山大地震」予告公開

2010年12月18日 12:37


20世紀最大の震災
20世紀最大の震災

[映画.com ニュース] 中国映画の歴代最高興行収入記録を樹立し、第83回アカデミー賞の中国代表作品に選ばれた「唐山大地震」の予告編が公開された。

同作は、20世紀最大の震災といわれる唐山大地震を舞台に、ある家族の運命ときずなを描く物語。中国・唐山市で貧しいながらも幸せに暮らしていた家族が大地震に見舞われ、母は瓦れきの下で生き残った双子の息子と娘のひとりしか救出できないという、過酷な選択を迫られる。中国のヒットメイカー、フォン・シャオガン監督がメガホンをとり、国内総動員数2000万人、累計興行収入80.5億円を記録した。

唐山大地震は、76年に中国河北省の工業都市・唐山市で起こったマグニチュード7.8の直下型地震で、死者24万人、重傷者16万人、震災孤児4200人以上という未曾有(みぞう)の被害を出した。23秒間の地震で、大都市が完全に壊滅したと言われている。

予告編には、瓦れきの下に埋もれた2人の子どもを救いたい母親が、どちらか一方の救出という究極の決断を迫られ、涙ながらに息子を選ぶシーンが描かれている。32年後、選ばれた弟と奇跡的に生き延びた姉はそれぞれ大人へと成長し、家族の運命は大きく動き出す。

唐山大地震」は、11年3月26日に全国で公開。

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