C・ノーラン監督「インターステラー」撮影の秘密に迫るメイキング映像公開
2014年11月22日 12:00

[映画.com ニュース] 巨匠クリストファー・ノーラン監督が、壮大な宇宙を舞台に人類の存亡をかけたミッションに挑む人間たちのドラマを描いた最新作「インターステラー」(公開中)のメイキング映像が、このほど公開された。リアルな実写にこだわるノーラン監督の撮影の秘密を、アン・ハサウェイをはじめとしたキャスト・スタッフたちが明かした。
メイキング映像には、実物大で制作された宇宙船を宙吊りにしている様子や、実際に砂嵐を起こしている場面が収められており、極寒地でのロケに挑んだハサウェイは「寒いシーンは、本当に寒いほうが助かるわ」とコメント。実写にこだわるノーラン監督の姿勢について、出演者のデビッド・ギヤスィが「誰がスタジオに氷河を再現しようなんて考える? 彼だけだ」と証言しているほか、プロデューサーのリンダ・オプストは「リアルな映像だから、説得力があるの」と語っている。
ノーラン監督の徹底ぶりはこれだけにとどまらない。202万4000平方メートルもの土地にトウモロコシを栽培して畑を作ったほか、国際宇宙ステーションへの飛行に5度にわたり携わった宇宙飛行士を技術顧問として招くなど、一貫してリアリティを追求し、本作の世界観を構築した。
革新的な映像で父娘の強い絆を描いた本作を、日本の映画監督たちも絶賛。「ヱヴァンゲリヲン」シリーズの庵野秀明監督は、「ストイックゆえに圧倒的なビジュアル。無機物と物理計算に特化したCG映像。シンプルでみごとなドラマとストーリー。圧巻です」と語り、映画「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督も「映像の革命家ノーランが空前絶後のスケールで描く未来への希望」とコメントを寄せている。
地球滅亡のカウントダウンが迫る中、人類の存亡をかけ、愛する家族の未来を守るため史上最大のミッションに挑む人間たちのドラマ。オスカー俳優のマシュー・マコノヒーが、幼い娘を地球に残して宇宙に旅立つ主人公を演じるほか、ハサウェイ、ジェシカ・チャステインらハリウッドのトップスターが共演する。
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