ミュージカル「レ・ミゼラブル」再演決定!キャスト73人結集し製作会見
2014年11月17日 22:50
[映画.com ニュース]1985年に英ロンドンで初演の幕が開いて以来、30年にわたって人々に愛されてきたミュージカルの金字塔「レ・ミゼラブル」。2013年には新演出での日本公演が好評を博した同作が、15年に新たな顔ぶれを加えて再演されることが決定。プリンシパル(メインキャスト)のみならずアンサンブルまでを含めた総勢73人(1人のみ欠席)のキャストが一堂に会し、11月17日に都内で製作発表会見が行われた。
日本では87年に東宝の製作により帝国劇場で初演され、ミュージカル人気の火付け役となった本作は、東宝演劇史上最多となる2817回の上演を記録。2013年には映画版の公開もあり、新演出版に多くの観客が詰めかけた。今回の再演に際しては、恒例のオーディションを行いキャストを選抜。主人公のジャン・バルジャンには福井晶一、吉原光夫、韓国のミュージカルスター、ヤン・ジュンモがあたる。
会見では、プロモーション映像に続きヤン・ジュンモがバルジャンのナンバー「独白」を熱唱。続いて、アンサンブルが「1日の終わり」の合唱を披露。プリンシパルが次々と紹介され、それぞれが作品への思いと抱負を語った。前回、バルジャンとジャベールの2役を演じた福井は、今回はバルジャンに専念。「この人物の神髄をより掘り下げていきたい」と決意表明。前回に続き、バルジャンとジャベールの2役に挑む吉原は「この2役をやるために精進して、作品に対して誠実に、役に対して実直に向き合って、厳しい人生を送りたい」と意気込んだ。ヤンは、「初めまして。日本では新人俳優のヤン・ジュンモです」と笑顔で挨拶。「日本は、世界で3番目に『レ・ミゼラブル』を上演するという大変意味のある過去をもっています。その過去に値するような演技と歌を皆さんにお見せしたい」と宣言した。
そのほかの主な新キャストは、ジャベール役の岸祐二、マリウス役の海宝直人、コゼット役の清水彩花、アンジョルラス役の上山竜治ら。最後に、マリウス役の海宝、コゼット役の清水、エポニーヌ役の昆夏美が「ブリュメ街」~「心に愛はあふれて」を歌い、さらにアンジョルラス役の上山竜治ほか、全キャストで「ABCカフェ」~「民衆の歌」を大合唱した。
「レ・ミゼラブル」は15年4月17日~6月1日に帝国劇場で上演、その後、9月まで全国で巡演される。
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