広末涼子、“最低男”演じた岡田将生に「リアルにイラッとした」
2014年11月10日 20:00
[映画.com ニュース]岡田将生と広末涼子が共演した映画「想いのこし」の完成披露イベントが11月10日、東京・EX THEATER ROPPONGIで行われ、2人をはじめ松井愛莉、子役の巨勢竜也くん、鹿賀丈史、平川雄一朗監督が会見に出席した。
女と金が大好きな最低男ガジロウに扮した岡田は、「今回は最低のクズ野郎をやりました」と自らの役どころを振り返る。「(劇中で)広末さんにずっと嫌われようとしていたので、本当に嫌われていないか心配になった」と話したが、広末は「思いのほかリアルにイラッとした」と明かし、会場の笑いを誘った。それでも広末は、繊細なイメージのある岡田が対照的な役に挑んだことを「見ていて新鮮。新境地なんじゃないかな。岡田君ファンには必見で、ドキッとさせられる」と称えていた。
思い出深いエピソードを聞かれると、岡田は劇中で披露したウエディングドレス姿に触れ、「あれはもう着たくないです」と吐露。しかし、広末から「違うところに目覚めてしまったのかと思うくらい女装が似合っていた」と明かされると、岡田は「似合っていると言われても嬉しくないし、似合ってないと言われるのも嫌」「女装趣味じゃないし、全然目覚めないから大丈夫です」と苦笑を浮かべていた。
さらに、この世を去った男女の最後の思いを伝える設定にちなみ、「もし明日が最期だとしたらやりたいこと」と問われると、広末は「みんなでパーティー。会いたい人、皆に会いたいので、皆を招いて最後は楽しくパーッと」と説明。岡田は今までやったことのない「スカイダイビング」だといい、「スカイダイビング中にできれば死にたい。死ぬって言われて死ぬんじゃなくて、スカイダイビングして、自分から死にたい」と持論を展開したものの、平川監督から「自殺ですね、それ」と指摘されていた。
岡本貴也氏の小説を原作に、「ツナグ」の平川監督のメガホンで映画化。岡田、広末、松井、木南晴夏がポールダンスに初挑戦したことでも話題を集めている。11月22日から全国で公開。