市川染五郎、念願の「勧進帳」弁慶役で「思いを爆発させたい」
2014年10月27日 21:48
[映画.com ニュース] TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催中の第27回東京国際映画祭の特別企画「歌舞伎座スペシャルナイト」が10月27日、東京・東銀座の歌舞伎座で行われ、歌舞伎役者の七代目市川染五郎が舞踊「石橋」を披露した。
“獅子の精”になりきった市川は、ヤクの毛で作られた真っ赤なたてがみを振り回すダイナミックな舞を披露し、「歌舞伎は400年の歴史を持つ伝統芸能だけれど、生身の人間でお見せするからにはライブ感も味わっていただきたかった」と会場を沸かせた。
さらに、東京国際映画祭では初となる歌舞伎座での特別上映として、今年映画デビュー100周年を迎えた喜劇王チャールズ・チャップリンの名作「街の灯(1931)」を上映。1889年生まれのチャップリンは、第1期歌舞伎座開場と同じ年でもあり、1936年にチャップリンが歌舞伎座を訪れ、市川の曽祖父・七代目松本幸四郎と楽屋で談笑する写真も残されている。市川は、「『街の灯』が原作の歌舞伎もあるらしく、とても縁があるということでビックリ」と驚いていた。
来月、歌舞伎十八番のひとつ「勧進帳」の弁慶役に初めて挑む市川は、「41年間あこがれ続けてきた役。これで結果を出さなければ次はない。その思いも含めて爆発させられればと思う」と気合を入れた。
同映画祭フェスティバルミューズを務める中谷美紀も着物姿で駆けつけ、イベントを盛り上げた。東京国際映画祭は10月31日まで開催。
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