日本初のヨガ映画「シャンティ デイズ」門脇麦&道端ジェシカからあふれるポジティブオーラ
2014年10月24日 08:00

[映画.com ニュース]心身の健康を保つため、美しいプロポーションを手に入れるため、そして精神の癒しを得るため――その目的は人それぞれではあるが、世界的な人気を獲得しているヨガをテーマにした日本初の映画「シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸」(永田琴監督)が10月25日公開する。東京での生活を夢見る田舎娘と、美しきインストラクターの凸凹コンビが、ヨガを通じて友情を育んでいく物語。ダブル主演で初共演したのは門脇麦、道端ジェシカ。来春の朝ドラ出演も決定した新進女優と、本作が女優デビューとなったカリスマモデルの華やかかつポジティブなオーラが、スクリーンを彩る爽やかな作品だ。
なけなしの貯金を握り締めて、青森から上京してきた21歳の海空(ミク)は、トップモデル兼ヨガインストラクターとして華やかに活躍するKUMIのスクールでヨガを習い始める。当初は海空の存在を疎ましく感じていたKUMIだったが、次第に海空の明るさにひかれ、育った環境も個性もまるで違う2人が友情を育んでいく。村上淳、ディーン・フジオカ、鶴見辰吾、石田ニコルらが共演する。
若者の性愛を大胆に描いた群像ドラマ「愛の渦」で、その存在感を日本映画界に見せ付けた門脇。「愛の渦」では内気な大学生役だったが、今作では打って変わって、逆境にも負けない底抜けに明るいキャラクターで作品を盛り上げている。今作でとりわけ力を入れたのが津軽弁だったそうで、東京出身の門脇は、1カ月かけてその音から習得していった。「自分の言葉として使うという過程に苦労しましたね。CDで音を覚えてからはしばらく聞くのをやめて、ぶつぶつ言ってみたり、ひたすら自分になじませる作業をしていきました。とても大変でしたが、実際現場に入ったら、津軽弁に救われたんです。海空ちゃんのキャラクターは、津軽弁じゃなかったらああいう風になっていなかったんじゃないかと思います」と、言葉の苦労が役作りの根幹となったと明かす。
映画の役柄さながら、日本を代表するモデルとして第一線で活躍し、ヨガにも造けいの深い道端。美の伝道師的存在として、多くのファンを持つ道端は、10年前にヨガに出合い、その魅力にすっかりはまってしまったそう。「せっかちな性格なので、ちゃんと意識してヨガを毎日やると、いい意味で落ち着いてくるんです。ちゃんとヨガと向き合うときは、自分に余裕ができる。それが私にとってヨガの魅力だと思います」と語る。ヨガがきっかけで本作主演に抜てきされたが、「この映画は、最初から最後までヨガを扱っていますが、『さあ、ヨガやりましょう』って押し付けていないんです。それがヨガの哲学に合っているのかなと。それだからこそ、普段ヨガをなさらない方もやってみようかな、って思ってくれそうな気がします」と経験者ならではの視点で見どころを分析した。

今作で女優デビューを果たした道端は、「今回幸運にも、こうやって映画のお話をいただいて未だに信じられないくらい。もちろん続けられるのであれば、またチャレンジしたい。続けたいです」と意欲を語る。今後チャレンジしたい役柄は、「選べる立場ではないので、何でもやりたいです。ホラーやコメディ、アクションも楽しそう」と目を輝かせる。
バレエ仕込みのしなやかな体躯に、芯の強さを秘めたまなざしが印象的な門脇は、今後の活躍が期待される女優の一人。CM、舞台、ドラマと活動の幅を広げているが、今後進みたい方向について聞くと「やりたい作品のテイストなどはありますが、今はそれを狭める時期ではないのかなと思っています。自分で選択していくと、自分の予想外のものが来たときに柔軟に対応できなくなってしまうと思うので、どんなものでも、抵抗せずやっていきたい」と謙虚さを見せる。そして、「これからもいろんな役をやると思いますが、清い心を忘れたくなくて。ジブリのヒロインのような強さだったりを役以外の日常でも持っていたいですね」と真摯に語った。
そんな二人が、今作で忘れられない撮影になったと口をそろえて言うのが「大勢でヨガをする最後のシーン」。千葉県の公園で真冬に行われたそうだが、「すごく寒い時期の撮影だったのに、ヨガをやっている人たちのポジティブなパワーがあふれているかのように、すごくぽかぽかして、元気になってきました。パワースポットにいるような気持ちでした」(門脇)、「前の日も寒いんじゃないかと心配していましたが、当日はピーカンでした。300人が同じ音楽に合わせて動くというのがテーマで、ひとつのことをみんなで作るという集中力、場の雰囲気がありました。何回もやりたくなるくらい楽しいシーンでした」(道端)
このシーンの後続くエンドクレジットには、ヒーリング界の第一人者椎名慶子氏による瞑想を促すナレーションが挿入され、最後までヨガ映画らしい仕掛けを楽しめる。スクリーンからあふれるポジティブなエネルギーをぜひ劇場で体感してほしい。
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