京都国際映画祭開幕!牧野省三賞は木村大作が受賞「あと5年は頑張る」
2014年10月16日 18:31

[映画.com ニュース] 第1回京都国際映画祭が10月16日、京都・祇園甲部歌舞練場で開幕し、オープニングセレモニーが行われた。この日は、京都映画祭から継承する牧野省三賞が発表され、日本を代表するキャメラマンで監督の木村大作が受賞した。
セレモニーの最後に、プレゼンターを務めた津川雅彦に名を呼ばれた木村監督は小走りで登壇し、「皆さん、挨拶が長い!」と“大作節”で場内の爆笑を誘った。その後は、マイクを使わず「1958年に牧野さんが亡くなられたが、私が18歳で映画界に入った年でもある。津川さんが牧野さんの孫なら、僕は映画の孫。これからも日本の映画が発展するよう、あと5年くらいは頑張ろうと思います」と息巻き、場内の喝さいを浴びていた。
セレモニーが行われた祇園甲部歌舞練場は、祇園甲部の芸妓・舞妓が技芸を発表する場。京都に春を告げる風物詩のひとつ「都をどり」が披露される会場としても知られており、約150人のゲストが京情緒を堪能した。モスト・リスペクト賞はクリント・イーストウッドが戴冠したが、ワーナーエンタテインメントジャパンのウィリアム・アイアトン社長が代理でトロフィーを受け取った。
また、モスト・リスペクトin Paris賞に輝いた女優のイレーヌ・ジャコブは、「こんにちは、いつもお世話になっています」と日本語でスピーチ。作家・平田オリザ氏とのコラボレーションによる演劇制作のため、約6週間前に来日したそうで、「滞在中にこの映画祭が開催され、しかも賞をいただけるなんて大変光栄です。映画祭開催に向けて尽力された中島(貞夫)さん、奥山(和由)さん、本当におめでとうございます」とエレガントな笑みを浮かべ、客席のため息を誘っていた。
キャッチコピーが「京都は、人を試す」に決まった同映画祭は、1997年から開催されてきた京都映画祭の志を継承しながら「映画もアートもその他もぜんぶ」と銘打ち、映画にとどまらずアート、パフォーマンス、工芸など、あらゆる分野へと対象を広げて展開していく。第1回京都国際映画祭は、19日まで。よしもと祇園花月、イオンシネマ京都桂川ほかで開催。
なお、この日の主な出席者は以下の通り(順不同)。
津川雅彦、ウィリアム・アイアトン、イレーヌ・ジャコブ、竹野内豊、松雪泰子、黒島結菜、池田優斗、板尾創路、蝶野博、内田裕也、哀川翔、木村祐一、品川ヒロシ、波岡一喜、藤田容介、研ナオコ、三浦貴大、徳永えり、杉野希妃、林海象、石橋義正、二階堂ふみ、長谷川博己、工藤夕貴、ちすん
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