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スペインの鬼才・イグレシア監督、影響受けたのは「ゴジラ」「エイリアン」「めまい」

2014年10月14日 22:30

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アレックス・デ・ラ・イグレシア 監督と妻のカロリーナ・バング
アレックス・デ・ラ・イグレシア 監督と妻のカロリーナ・バング

[映画.com ニュース] スペインの鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシア監督作「スガラムルディの魔女」の特別パーティが10月14日、都内で行われ、来日中のイグレシア監督と、本作でヒロイン役を務めた妻のカロリーナ・バングがティーチインに出席。ウィットに富んだ回答の数々で、客席を喜ばせた。

気狂いピエロの決闘」などで知られるイグレシア監督は、影響を受けた作品として「小さいころに見て気に入った映画は『ゴジラ』。それを見て以来、憧れを抱いていてぜひ作りたいと思っていた」と明かす。ほかにも、「『エイリアン』(1979)は30回くらい見ました。それから、(アルフレッド・)ヒッチコックの『めまい(1958)』」と列挙し、偉大な作品に敬意を表した。

しかし、何よりも影響を受けているのは「ロクな作品を作らない作家、あるいは退屈で死にそうなプログラムを作るディレクター」という。「私は日曜日にサッカーを見ますが、それは死ぬほど退屈なことなのに私をとらえて離さない。『いつもみんなを楽しませなければならない』という、良い強迫観念を与えてくれる」とユニークな視点でイマジネーションの源泉を語った。

本作は強盗をした無職のダメ男が人食い魔女が住むスガラムルディに迷い込み、恐怖を味わう姿を描いた異色ホラーコメディ。“ダメな男”と“人食い魔女”の対比について聞かれると、「私は非常にフェミニスト。女性は悪意に満ちた存在だと思っていますが、男性はバカだと思っています。バカと悪を比べると、悪のほうがはるかにいい。女性は男性のあばら骨の1本ではないことを強調したい」と人生哲学を披露した。

スガラムルディの魔女」は、11月22日から全国で順次公開。

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