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伊勢谷友介、モットーは「挫折禁止」!「ザ・テノール」で日韓のかけ橋目指す

2014年10月5日 14:10

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「ザ・テノール 真実の物語」舞台挨拶の様子
「ザ・テノール 真実の物語」舞台挨拶の様子
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[映画.com ニュース] がんで声を失った実在の韓国人テノール歌手の復活の軌跡を映画化した、日韓合同作品「ザ・テノール 真実の物語」が10月3日(現地時間)、韓国で開催中の第19回釜山国際映画祭パノラマ部門で公式上映され、日本から本作に参加した伊勢谷友介をはじめ、主演のユ・ジテキム・サンマン監督らが舞台挨拶に登壇した。

韓国人オペラ歌手と日本人音楽プロデューサーの真実に基づく物語。世界的にも貴重な声質を持つオペラ歌手のベー・チェチョル(ユ)は、甲状腺ガンの手術で声を失ってしまう。そんな時、苦悩するチェチョルに日本人音楽プロデューサーの沢田(伊勢谷)が手を差し伸べ、国境を越えた2人の絆が奇跡を起こす。

上映終了後、1000人の観客に埋め尽くされた会場からは歓声が沸き起こり、伊勢谷は感無量の面持ちで感謝の言葉を述べた。興奮冷めやらぬ観客から「俳優にならなければ何をしていたか」と問われると、伊勢谷は「僕は絶対にあきらめない人なのです。人類の未来が良くなるようにと日々考えて活動をしているので、俳優じゃなくてもなにか良い事をしているはずです」と回答。そして、「僕のモットーは『挫折禁止』です」と力強く話し、喝さいを浴びた。

伊勢谷は、釜山への渡航中にインタビューに応じており「今、日本でピックアップされる韓国の情報はネガティブに伝わっている部分がすごく多いです」と危機感を募らせる。それだけに、日韓合作の本作が両国のかけ橋になれればと話し「人は自分が辛い時、人を助けることができなくなってしまいますが、そんな時こそ人を助けて、自分のエネルギーになって返ってきます。今回のこの映画を見に劇場に足を運んで頂ければ、その感覚を少しでも感じて頂けます」とメッセージを送っている。

ザ・テノール 真実の物語」は、10月11日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。

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