秋元康が語るジブリの魅力とは? 鈴木Pと対談90分!
2014年9月23日 19:45

[映画.com ニュース]「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」のブルーレイ&DVD発売を記念し9月23日、都内でスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと、アイドルグループ「AKB48」の総合プロデューサーで、作詞家の秋元康が公開対談イベントを行った。日本を代表するプロデューサーふたりの対談は、大いに盛り上がり、予定時間を大幅にオーバーする約90分間にも及んだ。
昨年、相次いで公開された「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」について、「宮さん(宮崎駿監督)にも高畑さん(高畑勲監督)にもこれまで頑張ってもらったから、今回は好きなだけお金と時間を使ってもらった。退職金のつもり」と鈴木氏。ふたりの巨匠と付き合い続けた約30年間を振り返りながら、「天才は人間的には問題があるもの(笑)。彼らの才能を世に出すには、僕のような第三者が必要だと思ったし、ご無体な要求もだんだん楽しみになった。忍耐と我慢のおかげで、僕は立派な人間になれた」と自身の役割を語った。
これに対し、秋元氏は「ドMですよね」と分析し、「人間は2種類のタイプがいて、からまった糸をほぐすか切るか、どちらかなんですよ。敏夫さんは確実にほぐすタイプ。このプロデューサーは、トラブルを待っているんですよ」と指摘。「ジブリの魅力は、どこか欠落した“変人”が集まっているところ」と語ると、鈴木氏も「僕も無理難題を突きつけてくる変人、好きですね。そこに面白さがある」と認めていた。
ともにヒット作を連発するヒットメーカーだが、「行き当たりばったり。天才が作るものをひたすら待ち、理解し、どう世の中に訴えるか考えるだけ」(鈴木氏)、「マーケティングからは何も生まれない。『これ、面白そう』という個人の強い思いと、ひょんな出会いから生まれる化学反応がなければ」(秋元氏)。また、秋元氏はAKBグループ誕生について「プレッシャーもなかったから、バットの先っぽをブンブン振り回していた。ヒットを求められると、ついバットも短めで、長打が出なくなってしまう」と話していた。
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