サム・テイラー=ジョンソン監督邸が家宅捜索 銃器を目撃した住民が通報
2014年9月2日 12:20
[映画.com ニュース] 英国を代表する現代美術家で映画監督のサム・テイラー=ジョンソン(「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」)が英ロンドンに所有する邸宅で、8月28日(現地時間)、武装した警察官たちによる家宅捜索が行われた。
「テーブルの上に、マシンガンのようなものが見える」と地元住民から通報があったのは、午後11時40分頃。ロンドン屈指の高級住宅地として知られるプリムローズヒルに地元警察とロンドン警視庁の特殊部隊が駆けつけ、邸宅内を捜索した結果、使用不能なM16ライフルが発見された。当時、サム本人と、夫で俳優のアーロン・テイラー=ジョンソン(「キック・アス」シリーズ、「GODZILLA」)は不在だったという。
この騒動を受け、テイラー=ジョンソン夫妻の代理人は声明を発表。見つかったライフルは、平和や人権を訴える国際的なチャリティイベント「Peace One Day」にサムが出展する「Peace One Day M16」というアート作品の一部で、殺傷能力はなく警察に登録もされていると釈明した。
サムがメガホンをとり、全世界でシリーズ累計発行部数1億部を超える大ベストセラー小説を映画化した「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(原題)」は、現在ポストプロダクション中。夫アーロンも出演すると報じられており、日本でも来年公開される。