「あの花」製作チームが再結集 秩父市舞台の新作劇場アニメが2015年公開
2014年9月2日 09:00
[映画.com ニュース] 「あの花」の愛称で人気を博すアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を手がけた製作チームによる、埼玉県秩父市を舞台とした完全新作オリジナルアニメーションが、2015年に劇場公開されることがわかった。8月31日、「あの花」の舞台でもある秩父市で行われたイベント「あの花夏祭 in ちちぶ Final」で明らかにされた。
「あの花」は、2011年4~6月にフジテレビ系深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送されたオリジナルアニメーション。幼なじみの少年少女6人が、高校1年生の夏に体験する不思議な出来事や、6人それぞれの葛藤や成長を繊細に描き出した青春群像劇だ。13年8月には、テレビシリーズのその後も含めた劇場版が公開され、観客動員数77万人、興行収入10億円を突破する大ヒットを記録した。
劇場版公開から1周年を記念して行われた「あの花夏祭 in ちちぶ Final」イベント会場には、3000人を超すファンが来場。劇場版の上映や、声優の茅野愛衣、戸松遥、早見沙織、長井龍雪監督、脚本家の岡田麿里、キャラクターデザインを担当した田中将賀というキャスト、スタッフによるトークショーが繰り広げられた。
そしてイベント最後に、「あの花」と同じ監督・長井龍雪、脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン・田中将賀による劇場用長編オリジナルアニメーションの製作・公開決定が発表された。3人がタッグを組むのは、テレビアニメ「とらドラ!」と「あの花」に続いて3作目となり、新作は「あの花」同様の、秩父市を舞台とした青春群像劇になるという。アニメーション制作も「あの花」と同じくA-1 Picturesが担当する。
長井監督は「また3人で作品を作ることになり、嬉しく思います。『あの花』のように、たくさんの人に愛される作品を生み出せるよう頑張ります。楽しみにしていてください」とコメント。この発表を受け、9月1日から「あの花」公式サイト(http://www.anohana.jp/)には、謎の「玉子」のイラストが公開されている。